また、文政権の中国に対する卑屈な態度にも、批判がくすぶっている。韓国の男性人気音楽グループ『BTS(防弾少年団)』が、米国内の代表的な親韓団体「コリア・ソサエティー」から表彰を受けた際、メンバーの1人が、今年は朝鮮戦争勃発から70年の大きな節目であることに触れながら、「米韓両国が共に経験した苦痛の歴史をずっと忘れない」と述べた。
すると中国のSNS上で、この発言について「中国の犠牲を無視している」「中国市場から出て行け」などとBTS批判が拡散したのだが、あろうことか韓国政府と与党は中国を擁護する姿勢を見せたのだ。
「韓国政府は9月、新型コロナの発生源とみられている中国・武漢-韓国・仁川間の直行便を世界に先駆け再開しました。自国民に『感染防止のための自制』を呼び掛けておきながら、一方で、中国との直行便を再開させるのは、中国政府の顔色をうかがった措置ではないかと、韓国世論は不快感をあらわにしています」(韓国ウオッチャー)
そもそも文政権が、中国や北朝鮮を仮想敵と見なしていないため、米韓同盟は共通の敵を失っている。特に韓国からすれば、中朝の不興を買う「負の同盟」にすぎないのだ。
日米豪印の関係強化に及び腰の韓国
こうした状況下で10月6日、日本、オーストラリア、インド、アメリカの4カ国よるによるクアッド外相会談が東京で開催された。中国の覇権主義と軍備増強、東シナ海や南シナ海への海洋進出に対し、懸念を強める4カ国が連携を深めようという趣旨である。
そろそろ日本も東アジアの安全保障戦略の中で、準同盟国としての韓国を見直す時期に来ている。
「韓国の康京和外相は、中国との関係を重視するあまり、クアッド構想を拡大した『クアッド・プラス』への参加に及び腰です」(同)
菅義偉首相は10月19日、初めての外国訪問先であるベトナム・ハノイでの演説で、南シナ海の軍事拠点化を進める中国を念頭に、かなり強いトーンで非難した。ベトナムのクアッド・プラス参加を促す意図もあったとみられる。
「中国国内で菅氏の外遊への関心は極めて高く、通常なら当局が菅政権の動きを言葉の限りを尽くして批判するはずですが、なぜか今回は静観を装っています。もう韓国は手のひらで転がしているという、自信の表れかもしれません」(同)
文氏は「中国、北朝鮮への片思い」が募りすぎて、四面楚歌に陥っていることに気づいていないようだ。
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