社会

宮城県知事「五輪有観客」強行…“独自GoTo”感染拡大の悪夢再び!?

(画像)Aquarius Studio / shutterstock

村井嘉浩宮城県知事の〝暴走再び…〟が問題となっている。

村井知事は、東京五輪のサッカー開催に「有観客」を主張。県ではサッカーの男女第1ラウンド(予選)から準々決勝まで計10試合が行われる予定だ。

「3位決定戦(埼玉県)、決勝(神奈川県)などは、すでに無観客が決定。北海道や茨城県でも予選は行われますが、北海道は無観客。茨城県は昼間試合のみで一般客を外す〝原則無観客〟で、観戦できるのは地元小中学生のみ。宮城県だけは知事命令で一般客が観戦できる。これが大問題なのです」(地元紙記者)

宮城での試合は利府町にある宮城スタジアムで行われる。村井知事は会場からの「直行直帰を望む」と語っているが、コトは簡単ではない。

「利府町は人口約3万5000人。100万都市の仙台市に隣接しています。利府町に大きなホテルはなく、小さなショッピングモールがあるだけ。飲食街もありません。他県から観戦に来る人間は当然、仙台に泊まるわけです。直行直帰なんて一部の町民以外、あり得ない話」(同・記者)

有観客開催に新型コロナの感染拡大が予想され、郡和子仙台市長は猛反発。「無観客」を主張したものの、知事は拒否。郡市長は、五輪組織委員会の橋本聖子会長に無観客を要請している。

過去には“壇蜜お色気動画”でも問題に…

「宮城県医師会と東北大病院、仙台市医師会も無観客を求める要望書を県に提出。五輪開催直前だというのに、いまだモメています。何より、村井知事の〝暴君ぶり〟は今回だけではありません。数々の〝前科〟があるのです」(地元ライター)

今年2月には、昨年問題になった政府の飲食業界支援策「GoToイート」プレミアム付き食事券を県独自で再開。新型コロナ感染を急増させ、大騒ぎとなった。

「自民党の二階俊博幹事長の信望者。無所属ですが、自民党をバックにつけ、2005年から知事を務めています。海産と観光の宮城に次々と防潮堤を作り、環境・景観破壊をしている。小泉進次郎議員ヨイショで立ち回りもうまい。17年、県のPRに壇蜜のお色気動画を配信し、問題にもなった。タレントのラサール石井は7月14日、自身のSNSで今回の件に言及し、『聞く耳を持たない』という知事の担当の返答をつづりました。担当がそんなことを言うか微妙ですが、それだけ厄介な知事なのです」(同・ライター)

まるで宮城のガースーだ。

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