準備4ヶ月の誤算 新大関Vから関脇転落、安青錦の昇進披露パーティーが迎えた誤算

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きっと居心地の悪さを痛感したに違いない。6月中旬、31年ぶりに行われた大相撲パリ公演は大盛況だった。力士たちはすでに帰国。名古屋場所(7月12日初日、IGアリーナ)に向けて一斉に稽古を開始しているが、そのパリ公演に出発する前の6月7日、カド番だった夏場所を全休して大関陥落が決定している安青錦(22)の、なんと大関昇進披露パーティーが東京都内のホテルで開かれた。しかも1100人もの大人数を集めて盛大なものだった。

準備4ヶ月の誤算…新大関Vから関脇転落の皮肉


「どうしてこんな間の悪いことになったのか、というと、準備に4カ月あまりもかかるからです。安青錦の場合、スタートしたのは新大関で優勝した初場所後。当時、師匠の安治川親方は、次の春場所で横綱昇進にチャレンジすることもあって、『もし綱取りに成功したら横綱で大関昇進を披露することになる。それも変だな』と心配していたけど、勝負の神様のいたずらで逆の変になってしまった。出席者の中には、豊昇龍、大の里の両横綱もいたんですが、状況が状況だけに『昇進おめでとう』と言うわけにもいかず、みんな複雑な顔をしていましたよ」(大相撲担当記者)

会場の雰囲気も、祝賀会というよりは激励会。挨拶に立った安青錦も「(この苦境は)いつかしないといけない経験だった。自分の相撲人生はこれから。この悔しさを忘れず、さらに上を目指す。次の名古屋場所では自分らしい相撲で(大関復帰条件の10勝以上ではなく)優勝を目指す」と誓った。

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大関待遇が残るパリ公演と高級バッグを手に


この3日後に羽田空港から出発したパリ公演でも奇妙さは際立った。公演は夏場所の番付を基準に行われたため、安青錦も大関待遇。往復の飛行機も、もちろん大関特権でファーストクラスだった。

おしゃれなエルメスのトートバッグを片手に現れた安青錦は、「海外公演は2回目。パリはすごく古く、歴史のある街なので、しっかり観光できたらいいなと思います」と笑顔で語っていた。

随所にチラついた違和感を払拭するには、名古屋場所で文句なしの大関返り咲きを決めるしかない。

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