トヨタの自動車販売ディーラーといえばトヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店と4つの系列があり、ディーラー同士で切磋琢磨している。
従来はチャネルごとに扱う車種も違い、例えば最近人気のミニバンであれば「ノア」はカローラ店、「ヴォクシー」はネッツ店、「エスクァイア」はトヨタ店かトヨペット店と分けられていた。
さかのぼると〝マークⅡ3兄弟〟と呼ばれた「マークⅡ」「チェイサー」「クレスタ」など、チャネルごとに別車種を扱う制度が生んだ名車も数多い。
2020年5月、そんなトヨタが各チャネル全店舗で、全車種の併売化を開始。丸1年が経過した現在、果たしてこの施策は成功だったのだろうか。
「結果からすると大成功でした。20年度の新車販売台数を見ると、トヨタ車が48%を占めており、前年度より3%も伸びている。好調なのが『アルファード』と『ハリアー』で、400万円以上の高価格帯を代表する車種となりました」(自動車評論家)
ディーラーの統廃合が進むことも…
当初、このディーラー全店併売計画は22年ごろから推し進めるスケジュールだった。しかし、20年5月に計画が前倒しされ、さらにコロナ禍と時期が重なったため、多くの混乱が起きると予想されていた。しかし、トヨタはそんな不安を、あっさりと吹き飛ばしてしまったようだ。
「不安もあります。値引き競争が激しく、一部のディーラーがうま味を感じていないのは事実。今後、薄利多売の状況が続けば、ディーラーの統廃合が進むことも予想され、消費者によっては不便に感じることがあるかもしれません」(同)
販売体制については、オンラインなど従来にない手法が生まれてきている。アフターコロナを見据えて、トヨタが販売施策においてどのような手を打ってくるか注目だ。
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