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『松屋』が攻めたジョージア料理~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏
ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

ジョージアと聞くと、米ジョージア州由来の缶コーヒー『ジョージア』を思い起こす向きも多いだろうが、コーカサス地方にあるジョージア(旧呼称グルジア)が一躍有名になったのは、2018年に大相撲の栃ノ心が大関に昇進したときだろう。同国出身力士には昨年引退した臥牙丸もいる。

そんなジョージアを代表する料理「シュクメルリ」は、鶏肉を牛乳やチーズ、ホワイトソース、ニンニクなどで煮込んだもの。昨年1月には「シュクメルリ鍋定食」の名称で牛丼チェーン大手の『松屋』に登場した。

「復刻メニュー総選挙」で1位獲得!

この日本人になじみのない料理名は瞬く間に好奇心をかきたて、同社が実施した「第2回松屋復刻メニュー総選挙」でも1位を獲得。そのため、今年1月に期間限定メニューとして復活し、人気商品として定着しつつある。

これに続いたのは『ファミリーマート』だ。同チェーンが展開する「ごはんにちょいかけ!」シリーズの商品として、昨年10月から販売されている。

ジョージアは日本から距離的にも、文化的にも遠いが、シュクメルリが栃ノ心の大関再復帰の下支えになってくれることを願う。

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