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菅首相にトドメ…“最大パートナー”創価学会大幹部の退職情報

菅首相、今後の去就は…?
菅首相、今後の去就は…? (C)週刊実話Web

「総務省役人接待は『令和のノーパンしゃぶしゃぶ事件』のニオイがプンプンしますね」

こう明かすのは元検察OBだ。ノーパンしゃぶしゃぶ事件とは、1998年に発覚した大蔵官僚(現財務省)接待不祥事。今回、東北新社に勤務する菅首相長男らが監督庁の総務省幹部らを〝違法接待〟したのも同じ構図が見え隠れするというのだ。

同省は接待を受けた幹部らを懲戒処分にしたが、全貌はまだ闇の中。菅首相は長男を「別人格」などと他人事で逃げ切りたい魂胆がミエミエで、庶民は「親バカ」、「贔屓の引き倒し」と呆れ返っているはずだ。

まずは菅首相の「贔屓の引き倒し」として槍玉に挙がる長男・正剛氏の総務省接待疑惑を見てみよう。全国紙遊軍記者が解説する。

「今回、高級店でゴチになった総務省幹部らは主に情報流通行政局の官僚だ。同部署は菅首相が総務相時代に仕込み、2008年に新設されたテレビ局、衛星放送などの許認可を一手に引き受ける部署だ。今や総務省の〝裏ドン〟といわれる菅首相は、同局に菅シンパ官僚を集めた。菅総務相時、正剛氏は秘書官で接待対象の幹部らとは熟知の間柄だった。菅シンパ官僚らが何らかの便宜を与えたと疑われても仕方がない。7万円を超える高額接待を受けた山田真貴子内閣広報官も、情報流通行政局長、総務審議官を務めた菅シンパです。その山田ゴチ広報官は3月1日にようやく辞職した。菅首相の庇いようは尋常ではなかった。国民は疑惑の目を深めたでしょう」

前述した、かつてのノーパンしゃぶしゃぶ事件は、大蔵省官僚らが監督対象の金融機関から新宿歌舞伎町の飲食店『R』で接待漬けとなった一大汚職だ。店内では、ミニスカートでノーパン姿の若い女性店員の性器を見ながら、しゃぶしゃぶを食す下品な接待を喜々として受けていた。東京地検特捜部の摘発で、大蔵官僚ら7人が逮捕されたほか、112人が処分を受け大蔵省は解体に至った。

公明党をコントロール!?

「長男が勤務する東北新社の監督官庁であり、許認可権を持つ総務省幹部が数年間にわたり頻繁に飲食接待され、放送事業についてやり取りした疑惑がある。特捜はさらなる接待や不正取引があるのではと調査を始めたと聞く。民間グループが東京地検に刑事告発したため、調査は活発化するはず。東北新社はトップが辞任し、長男も更迭されたが、疑惑解明はこれからが本番だ」(前出・検察OB)

東京地検の動向は政権を揺るがしかねないだけに、菅首相の心配のタネは尽きないだろう。

そんな菅首相に追い打ちをかける新情報が飛び交っている。派閥を持たない菅首相の力の源泉は、公明党の支持母体である創価学会であることは広く知られている。その菅首相最大のパートナーである学会副会長に、突然、定年退職情報が駆け巡っているのだ。

創価学会ウオッチャーが解説する。

「退職情報が流れているのは、ここ数年、菅首相と二人三脚で政権を支えてきた創価学会の佐藤浩副会長です。学会の選挙実務を取り仕切り、背後で公明党をコントロールしてきた学会の大幹部ですよ。佐藤氏がこの2月、創価学会の本部職員の定年年齢60歳を迎え、退職するのではという情報を一部マスコミが発信したことから、テンヤワンヤの騒動となっている」

元学会OBはこう訝る。

「確かに、学会では60歳定年制はあるが、今年は7月に都議選、秋までに総選挙を控えている。佐藤氏と菅首相の深い関係を考えれば、60歳定年退職など考えられない」

同学会OBは、2人の昵懇な間柄を物語る過去の出来事を振り返る。

“SSライン”で危機を乗り切ってきた間柄

「佐藤氏は次期創価学会会長と目される谷川佳樹主任副会長の側近として政治担当で辣腕をふるってきた。首相との関係で特筆すべきは、2019年の参院選広島選挙区での自民新人・河井案里候補の当選だ。肩入れする案里候補の苦戦に、菅氏は佐藤氏に支援を依頼。佐藤氏は動きの鈍かった地元学会を説得したほか、公示後は創価学会の原田稔会長も広島入りし、案里候補の当選にこぎつけた」

2014年には、大阪都構想で反対の公明党に怒った橋下徹大阪市長が総選挙で公明候補のいる選挙区に出馬の意向をブチ上げた。その際、佐藤氏とのホットラインで橋下出馬を止めたのが菅首相だ。つまり、節目、節目で互いに〝SSライン〟で危機を乗り切ってきた間柄なのだ。

なぜ、このタイミングで退職情報が流れたのか。

「火のないところに煙は立たない。60歳でも再雇用や定年延長の学会職員は多い。佐藤氏も副会長は続投かもしれないが、政治担当を外れる可能性はある。その根拠は1月、緊急事態宣言下に銀座クラブ豪遊が発覚した遠山清彦前衆院議員の不祥事責任論だ。党幹事長代理だった遠山氏は佐藤氏の側近と見られていた」(前出・学会ウオッチャー)

全国紙政治部記者が今後の政局を予想する。

「いずれにしても、佐藤氏が政治担当を外れると、学会票の支援を受けて当選している約80人の自民党議員は先が読めなくなる。しかし、菅首相は総務省疑惑騒動の幕引きに躍起で、それどころではない。4月の国政選挙3連敗も十分ありうる。結果、菅政権では総選挙は勝てないとして、党内で『菅おろし』が吹き荒れることになる」

身贔屓で〝一菅〟の終わりか。

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