ついに年貢の納め時か。東京地検特捜部は、太陽光発電関連会社『テクノシステム』社長の生田尚之被告らが引き起こした一連の詐欺事件で、日本政策金融公庫から無登録で融資を仲介したとして、遠山清彦元衆院議員を貸金業法違反容疑で立件する方針を固めた。
「遠山氏は、テクノシステムの生田被告と元同社顧問のM氏から、銀座のクラブで現金100万円を受け取ったことを認めている。一時は公明党のプリンスとしてもてはやされた遠山氏が、転落の一途をたどったのは、夜の銀座のクラブ遊びが原因ですよ。遠山氏は今年1月、コロナ禍の銀座で深夜豪遊を報じられましたが、それ以前からクラブに足しげく通い、〝銀座の魔力〟に取り憑かれたのです」(全国紙記者)
一晩50万円前後は使っていた
遠山氏は緊急事態宣言下の1月22日、東京・銀座8丁目の高級クラブ『N』を訪れていたと文春オンラインで報じられ、議員辞職に追い込まれた。
「遠山氏は、自身の資金管理団体からキャバクラ代を支出していたことが発覚したほど、女遊びが大好き。テクノ社の生田社長と親しくなってから、銀座のクラブ遊びに火がついたようです」(クラブ関係者)
「生田社長とも飲み歩いていましたが、文春に報じられたクラブ『N』では、怪しいブローカーのTという男がよく金を払っていた。『N』には遠山氏1人でも頻繁に来てました。ワインを好み、1人で2〜3本空けるのはザラ。ホステスをはべらし、一晩で50万円前後は使っていましたね」(『N』の元男性スタッフ)
いくら議員報酬が高額といっても、これほど派手に銀座で遊び回っていれば、金などいくらあっても足りない。テクノ社元顧問のM氏は、特捜部の任意の事情聴取に「遠山には6年間で6000万円以上提供した」と話しているとされる。一方の遠山氏は、金をもらった事実を認めながら「個人的な応援。法には触れていない」と収賄を否定している。
「遠山氏の銀座のクラブの飲み代として、テクノ社からM氏を通じて渡った金の一部が使われた疑いも拭いきれない」(捜査関係者)
ヤバいと分かっていても抜け出せない。それが〝銀座の魔力〟なのか。
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