フジテレビ『とくダネ!』のツイッターアカウントが炎上している。コトの発端は、J1リーグ『ベガルタ仙台』所属のMF・道渕諒平選手のプライベートでの問題だ。
道渕選手は、10月20日発売の『週刊FLASH』にて、女性トラブルに関する記事が報じられていた。同誌記事によると、地元放送局の情報番組で活躍するタレントと交際していた道渕選手は、日常的に暴言を吐き、暴力も振るうようになったという。
被害者の身体は暴力によるアザだらけで、山の中で車から降ろされ、置き去りにされるなどの行為をされたとも。束縛もヒドく、LINEの返信が5分遅れただけで「無視??」など、数十通もメッセージが届くと怯えていたとのこと。去る8月9日午前0時30分ごろ、宮城県警に「助けてっ、殺される!」と通報があり、その件で道渕選手は傷害容疑で逮捕されたそうだ。
所属のベガルタ仙台は、双方合意の上で和解したことと、道渕選手から誓約書を取ったことを通知。しかし、チームが知らなかった事実が判明し、社会通念上好ましくない内容であったため、10月20日で契約を解除したと公表した。
「こういうときだけ取材なさるんですね」と『とくダネ!』スタッフに批判
この騒動に関して、ベガルタ仙台のサポーターである峰麻美氏のツイッターアカウントに『とくダネ!』スタッフから、
《突然のご連絡申し訳ありません。フジテレビとくダネ!のスタッフです。「道渕選手の契約解除」のニュースに関して取材しております。お話をうかがいたくご連絡させていただきました。フォローの上、DMでやり取りさせていただけないでしょうか。申し訳ありませんがご検討のほどよろしくお願い致します》
などというツイートが。すると峰氏は、
《話を聞きたいのはこっちです》
《まぁチーム状況がボロボロで存続も危うい中で、全国ニュースになるレベルの不祥事を主力選手が起こして、『今どんな気持ち? どんな選手だった?』なんて世間からオモチャにされることが分かりきってる取材を受けるメリットも元気も少なくともわたしにはないわ》
こう返答し、取材を拒否。するとツイートには、
《こういうときだけJリーグのことを取材なさるんですね》
《一時的なゴシップのために使うんじゃねえよ》
《自分の足で取材しろよ》
などと、他のサポーターから批判の声が集まってしまい、炎上してしまった。
『とくダネ!』に限らず、テレビ局がサッカーの話題を取り上げるのは、日本代表や欧州のトップリーグで活躍中の選手ばかりで、Jリーグを取り上げることは少ない。こうした不祥事のときだけ取材したいと言われても、サポーターが納得できないのは気持ちとして当然だろう。
長年、メディアの王様として、取材対象に対して横柄な態度を取ってきたことのツケが出ているのかもしれない。猛省を期待したいところだ。
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