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疫病神? 逮捕された「プロ経営者」こと日本マクドナルド元社長の裏の顔

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〝疫病神〟と呼ばれた男に、ついに天罰が下った。

妻でシンガー・ソングライターの谷村有美に暴力を振るったとして、日本マクドナルドや教育大手ベネッセホールディングスの社長を歴任した原田泳幸容疑者が警視庁に逮捕されたのだ。

「逮捕容疑は2月5日、都内の自宅で谷村の足を殴るなどの暴行をした疑いです。谷村から通報を受けた渋谷署が原田容疑者に事情を聴き、詳しい経緯を調べていますが、一部報道ではゴルフの練習器具で殴りつけたとされ、単なる夫婦喧嘩では済まされないと判断されたのでしょう」(全国紙記者)

長崎県生まれの原田容疑者は、東海大学工学部通信工学科を卒業後、米電子機器大手ヒューレット・パッカードなどを経て、1997年にアップルコンピューター日本法人の社長に就任。米国アップルコンピューター社副社長も兼任した。

「2004年に日本マクドナルドの会長兼社長兼CEOに就任し、『マックからマックへ』華麗なる転身などと話題に。14年からはベネッセの会長兼社長を務め、日本には馴染みのなかった〝プロ経営者〟という肩書で呼ばれ始めた人物です」(経済誌記者)

渡り歩いた企業で不祥事続出

本人のホームページでは、《アップルとマクドナルドで大変革とV字事業回復に成功》などと誇らしげに宣伝しているが、その経営手腕を疑問視する声も多い。

「マクドナルドでは、創業者の藤田田社長から引き継ぎ、改革を推し進めましたが、業績が悪化。その後、チキンマックナゲットの賞味期限切れ問題などで長らく低迷する遠因を作ったとされ、ベネッセでは就任直後に大規模な個人情報漏えいが発覚。わずか2年で退任に追い込まれました。彼が渡り歩く企業では、致命的なイメージダウンにつながる不祥事が続出することから、一部経済人の間では〝疫病神〟と呼ばれていました」(同・記者)

現在は、タピオカ入りミルクティーなどの専門店を展開する企業の会長兼社長で、ソニーの社外取締役も務めているという。この2社も、原田容疑者のおかげで企業イメージがダウンすることになってしまうかも…。そうなったら、まさに〝疫病神〟だ。

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