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大島てる×りゅうあ心霊座談会③事故物件にまつわる裁判で問題になる「除霊」費用

大島てる 
大島てる(C)週刊実話Web

――いろいろ、無知なものですみません。地鎮祭と除霊は違うのかなと思うんですが、地鎮祭で幽霊っていなくなるものなのですか?

りゅうあ「地鎮祭は、その土地に建物を建てていいですかと聞いて、神様に許可を得るものなので、ぜひやったほうがいいと思います。でも、これで出るところが、出なくなるわけではないんですよね」

大島「なるほど。除霊はどうですか? というのも、事故物件にまつわる裁判の中では、祈祷師に大金を支払ったことにより、賠償金で揉めるケースがあるんです。大家さんの立場では、やはり自殺があった部屋をなんとかしたいんでしょう。その気持ちは分かるんですが、遺族からしたら、なんで祈祷師に何百万も勝手に支払って、それを賠償しなければならないのかと怒るわけなんですね。それに、実際、詐欺まがいの祈祷師もいますし…」

幽霊は何かを探している人が多い

りゅうあ「実は私は、除霊ってあまりいいことだと思ってないんです。『ここを去れ!』みたいな強い口調で命令する霊媒師さんもいるでしょう? でも、そんな『出てけ』みたいなことを言われたら、幽霊さんだって『なんだこいつ』って、さらに恨んじゃうんじゃないかなって思うんです」

大島「確かに」

りゅうあ「幽霊さんって、何かを探している人が多いんですね。何で死んだのか、理由を探している人もいるし、居場所を探している人もいるし。でも基本的には、『なんで、俺、ここにいるんだろ?』ってポツンと立ってるだけの人が多いんです。だから、『おはよう』『今日もいい天気だね』などと普通に話しかけてあげたほうが、成仏できるんじゃないかなと私は思います」

【大島てる】2005年9月に開設された事故物件サイトの運営代表者。サイトには日本全国だけでなく海外の事故物件も掲載されている。
大島てるhttps://www.oshimaland.co.jp

【りゅうあ】心霊アイドル。事故物件に居住中。幼い頃から霊感が強く、心霊スポットを巡るなど、日頃から幽霊と交流をはかっている。
ツイッター @Ryuacakesandale

大島てる×りゅうあ心霊座談会④に続く

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