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大谷翔平「強奪計画」! 松井秀喜超えで始まったヤンキースの本気

(画像)Herrndorff image / shutterstock

7月14日(日本時間)、米MLBオールスターゲームに史上初めて投打の二刀流で出場し、ピッチャーとして勝ち投手となったエンゼルスの大谷翔平。

米球界の席巻が止まらない中、新たな火種が渦巻いている。メジャー屈指の資金力を誇るヤンキースの〝不穏な足音〟が聞こえてきたのだ。

「この先、エンゼルスは高騰していく大谷の年俸を払っていけるのか。ヤンキース、ドジャースなどの金満球団しか手を出せなくなりそうです」(現地記者)

大谷は今年2月、「2年850万ドル」(約9億円)の新契約を交わしたが、MLB機構が仲介に入る寸前まで揉めた経緯がある。

「大谷サイドは『お金は二の次』としつつも、二刀流の希少価値を訴え、過去2年の投打の成績を基に割り出したエンゼルスの提示額を蹴り、金額を釣り上げました」(同)

今日の活躍を見て、大谷と契約できなかった他球団の地元紙は、「ウチに来ていたら…」と〝夢物語〟まで掲載するようになった。

「6月末の3連戦で対戦した直後だからか、ヤンキースだけは少し違う反応を見せています」(現地関係者)

打者と投手の2人分の年俸

大谷は6月30日のヤンキース戦に「2番投手」で出場したものの、1回7失点でKOされた。あのベーブ・ルースが在籍したチームだからか、現地観戦者は辛辣だった。しかし、それは大谷憎しだからではない。「羨ましい」というエンゼルスへの嫉妬に近い感情によるものだった。

「今後、大谷に対してエンゼルスは打者と投手の2人分の年俸を払うことになります。慰留するでしょうが、そのために他の大物選手との契約を打ち切り、贅沢税の支払いも必要です」(同)

今季序盤、エンゼルスがチーム功労者のA・プホルスを手放したのは、その一環だ。大谷は「西海岸で野球に専念できる環境」を求めたが、第2、第3のプホルスが現れてはファンもたまらない。

「松井秀喜氏の年間31本の本塁打記録も更新しました。でも、松井氏が31本を放った2004年は、ヤンキースは地区優勝してシーズン後半は4番でした。そんな松井氏の、数字以上の価値に大谷は敬意を表しています」(同)

優勝争いの緊張感と伝統球団の看板、資金を武器に、ヤンキースはこれまで他球団の主砲を強奪してきた。プロである以上、野心をかき立てられるのは当然だ。

ヤンキースは大谷を逃がしたことを悔やんでいる。「二刀流を伝統球団で」の口説き文句で攻めてくる。

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