
東京・両国国技館で行われている三月場所3日目から、またまた横綱・白鵬が休場した。これで5場所連続、通算19回目だ。
「今回の休場は、今までで最も深刻です。初日、2日目と出場して快勝。これといった怪我をしたワケでもないのに、突然、医師から『こんな(右ひざの)状態で取ったら、もう相撲を取れなくなると言われた』と言い訳して、休場してしまったんですから。力士にとって下半身の怪我は命取り。白鵬はこの場所中にも手術し、2場所後の7月の名古屋場所で復帰すると話していますが、協会内には『もう復活は無理。1日も早く引退を決断すべきだ』と批判の声が渦巻いています」(担当記者)
どうして白鵬は、ここまで現役にしがみつき、晩節を汚し続けるのか。幕内優勝44回、通算勝利数1172勝、横綱在位81場所など、10個もの歴代記録を塗り替え、力士としての栄誉を極めつくしているのに、だ。白鵬に近い関係者は、次のように明かす。
「今もまだ手にしていないものが1つだけ、あるからですよ。白鵬は、それがどうしても欲しいんです」
白鵬と協会の“綱引き”は最後のヤマ場…
それは「一代年寄」だ。一代年寄は多大な功績のあった力士に贈られるもので、過去に大鵬、北の湖、千代の富士(辞退)、貴乃花らが授与されている。
その目安となるのが優勝回数20回以上で、すでに白鵬はその2倍以上の優勝をしている。白鵬は文句なしに一代年寄適格者なのだが、相撲協会は一向に授与する気配をみせない。
「原因はハッキリしている。これまで白鵬は勝負判定に文句をつけたり、協会批判をしたり、貴ノ岩暴行事件の現場にいたりと数々のトラブルを引き起こしている。そんな問題力士に大相撲界最高栄誉の一代年寄を与えていいものか、決めかねているんだ。白鵬がなかなか引退しないのは、『オレはこうして待っているから、さっさと決めろ』と、暗に協会に詰め寄っているわけ。この綱引きは最後のヤマ場を迎えている」(協会関係者)
果たして、勝つのはどっちか。優勝争いよりも熱が入っているのは確かだ。
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