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地球で最も汚染された“殺人湖”「カラチャイ湖(ロシア)」【侵入禁止のタブー区域①】

※イメージ (画像)Tih0eBezumie / shutterstock

いまや金さえあれば宇宙にも行ける時代だが、世界には国家や政府、巨大企業によって隠蔽され、厳重に管理された一般人が立ち入ることのできない「侵入禁止のタブー区域」が存在する。こうした場所こそ、探検され尽くした地球に残る〝現代の秘境〟である。ただし、近づく者に命の保証はない…

ロシア南西部にある「カラチャイ湖」は、地球で最も汚染された湖だ。「核のゴミ」と「死の灰」によって汚染され、人が近づくことはできないという。

1946年、ソ連はカラチャイ湖のほとりに「マヤーク核技術施設」を建設。当時、核廃棄物を川や湖に流すことが常態化しており、同施設では、核廃水をカラチャイ湖へ廃棄していた。

湖岸に1時間いるだけで致死量の被爆

結果、調査が行われた1990年時点で、放射能の放出量は1986年のチェルノブイリ原発事故を上回り、湖岸に1時間いるだけで致死量に達する6シーベルトの放射線量が検出された。

調査以前から周辺住民の健康被害は甚大で、1970年ごろから、湖の埋め立てが開始されていた。2015年、作業は完了したが、現在でも立入禁止区域になっている。

侵入禁止のタブー区域②に続く

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