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「ルルドの泉」聖母のお告げで不治の病を治す水が湧き出した【世界の超常現象②】

※イメージ (画像)Karl Allen Lugmayer / shutterstock

かつて世界で起きた事件や現象の中には、現代化学をもってしても解明できない人知の及ばぬものが存在する。ここでは代表的な7つの現象を取り上げるが、信じるか信じないかは、あなた次第です。

1858年2月11日、フランス南部にあるルルドという村で不思議な出来事が起こった。

同地に住む14歳になる少女ベルナデットが、薪を拾うために村を流れる川の脇にある洞窟に向かうと、そこで光に包まれた貴婦人を目撃。村では、それが「聖母」ではないかと囁かれるようになった。

年間500万人の巡礼者が集まる一大聖地に

その後も聖母は、ベルナデットのもとに合計18回出現。9回目の出現の際には、聖母から授かったお告げ通りに洞窟の土を掘ると、そこから泉が湧き出し、この水を飲むと病気を癒やす力があるという評判が広がった。

実際に泉の水を飲んだ者の中には、当時の医学では治せなかった病が治癒するケースが続出。その後、同地に聖堂が建てられると、年間500万人もの巡礼者が集まる一大聖地となったのである。

なお、ベルナデット自身は、聖母の出現について語ることを生涯好まず、修道院に入ってシスターとなり、外界から離れた一生を送ったという。しかし、1879年に肺結核により35歳で没すると、1933年に列聖(※キリスト教の聖人の地位にあげられること)された。

世界の超常現象③に続く

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