やる気が仇に? 競泳女子の池江璃花子が、東京五輪代表に決まった日本大学水泳部所属選手の壮行会に出席。「世界に戻ってきたことを証明できるように頑張りたい」と決意を明かした。
その力強い言葉に、約120人の部員、OB、学校関係者らも拍手を送っていたが、連休明けの彼女のスケジュールを見て、競泳関係者は「大丈夫か?」と心配しているという。
「東京五輪まで、ほぼ〝休みなし〟の非常にタイトなスケジュールです。池江本人はやる気満々ですが…」(スポーツ協会担当記者)
今後のスケジュールだが、まずは5月21日からの『いきいき茨城ゆめカップ』、次は6月3日から『ジャパンオープン2021』(千葉県)に出場。両大会後は他の五輪メンバーとともに、本番を見据えた短期合宿に入る予定だという。要するに、池江は五輪まで泳ぎ続けることになる。
通常なら調整期間に入っているはずが…
「メダル獲得を狙える位置まで戻ってきたので、使命感に燃えているのでしょう。通常なら、五輪直前のこの時期は調整期間です。池江の場合、直前まで鍛え上げるというが…」(同・記者)
健康状態だけでなく、競技に挑む闘争心も取り戻したわけだが、周囲はその意欲が空回りして「逆に疲れてしまわないか?」と、懸念しているのだ。
「池江にしか分からない感覚でしょうが、彼女は泳ぎ足りないと思っているようです。彼女のやりたいようにやらせようと、コーチングスタッフは見守る構え」(競泳関係者)
国内レースに立て続けに出るもう1つの理由は、大会独特の緊張感を取り戻すこと。池江は本気でメダル獲得を目指しているが、こんな声も聞かれる。
「1種目ではなく、複数の種目にエントリーするつもりでいます。茨城と千葉の大会は、近くのホテルから会場入りする予定で、自宅にも帰れないような忙しさになるでしょう」(同)
白血病を克服し、退院から1年半もたたずに五輪出場を決めた池江。五輪辞退を求める声があるのも、別の意味で一理あるのかもしれない。
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