白血病の公表から奇跡の復活。日本中が感動した競泳・池江璃花子の涙を汚すことにならなければいいが…。
東京五輪代表選考を兼ねた4月の日本選手権に臨み、リレー2種目で五輪出場を決めた池江。そんな彼女の奮闘には五輪開催反対論者も拍手を送ったが、その直後、政府やIOC(国際オリンピック委員会)内部から〝怪しい動き〟が聞こえてくるようになった。
「聖火リレーのセレモニーに、一役買ってもらいたいのです。彼女が最終ランナーを務めれば、五輪への注目度は一気に上がり、かつ開催に否定的だった人たちの心証も変わるはず。IOCに巨額の放映権料を支払う米NBCテレビも、『聖火リレーの最終点火者などを担う可能性がある』と報じました」(スポーツ協会担当記者)
気になるのは池江を〝客寄せパンダ〟にする計画だけではない。是が非でも五輪を開催したいトーマス・バッハIOC会長の緊急来日が決定したのだ。
池江の奮闘には心からエールを送りたいが…
「5月17、18日に来日します。17日は聖火リレーのセレモニーが予定されていますが、バッハ会長をはじめIOCの要人たちは、東京五輪組織委員会とオンラインで協議を重ねていました。あえて来日する理由は、セレモニーを盛り上げる以外にもありそうです」(同)
5月18日には、菅義偉首相との会談も予定されている。この情報に自民党・二階俊博幹事長の「無理ならスパッとやめないと」発言を重ねて、「五輪中止が宣言されるのでは?」と予想する向きもある。
「二階幹事長は火消しに必死で、中止前提で言ったわけではないとごまかした。五輪組織委の武藤敏郎事務総長は、海外メディアから『五輪の期間中に緊急事態宣言を出すことになったらどうする?』と質問され、またぞろ『仮定のご質問への回答は控える』と逃げました」(政治部記者)
池江の奮闘には心からエールを送りたいが、また彼女を泣かせるようなことになるのでは?
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