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池江璃花子23歳で浮上した「年齢との戦い」 パリ五輪メダル獲得への執念と不安材料

池江璃花子
池江璃花子 (C)週刊実話Web 

競泳・池江璃花子が3月18日、東京アクアティクスセンターで開かれた、パリ五輪代表選考会の女子100mバタフライ決勝に出場。57秒30で2位となり、日本水泳連盟が定めた派遣標準記録も突破し、同種目で代表入りを決めた。

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「五輪出場を決めた池江は、会見で『個人でパリに行くことが大事だった。うれしいという言葉しか出てこない!』と大喜びだった。ただ、その後には『パリでメダルを取りたいと言っていたけど、そんなに甘くないよ』と、控えめにして辛辣な発言も飛び出したほどなのです」(スポーツ担当記者)

もっとも、それも無理もない話と言えるかもしれない。

池江は2019年に白血病と診断され、東京五輪への出場が絶望視されたほど。コロナ禍で開催が1年遅れ、病状が回復したことで出場できたものの、称賛と期待の入り混じるなか出場した同大会では、メダルを獲得できなかった。

オトナになった池江璃花子が精神的にも成長

「池江は東京五輪出場後、『現実』という言葉を何度か口にしてきた。『23歳のオトナになり、厳しさや悔しさも知った』『できないことも多い』と自身の競技生活について客観的に語ることもあった。しかし一方で昨年10月に活動拠点をオーストラリアに移し、競泳界で有名なマイケル・ボール氏の指導を受けてきました」(同・記者)

競技者として精神的にも成長してきたからか、レース前のルーティンも変わりつつあるという。睡眠にこだわり、8時間睡眠プラス昼寝1時間を心掛けている。

一方でトレーナーのチェックや長めのストレッチ、リカバリードリンクを飲んだりと体のケアにも余念がない。ただ、そんな池江にも不安材料がある。

「〝年齢との戦い〟を自覚した彼女はある意味強いが、五輪出場を決めた100mバタフライの記録が、派遣記録ギリギリだったのが気になるところ。本番に向けた体力温存策ならいいが、そうでなければピークを過ぎたことになるからです」(同)

21日の100m自由形決勝では派遣記録に届かず。また、24日の50m自由形決勝も優勝したものの、派遣記録に届かず、この種目での五輪代表内定を逃した。

夏のパリ五輪は果たして…。

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