2月12日、去年の名古屋場所後に大関へ昇進した豊昇龍の大関昇進披露宴が都内のホテルで開かれ、八角理事長(元横綱北勝海)や横綱照ノ富士ら約850人が出席した。
主役の豊昇龍は、演歌歌手の小林幸子とヒット曲をデュエットするなど終始上機嫌で「大関として今まで以上に激しく稽古して、もうひとつ上(横綱)を目指したい」と力強く語った。
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ところが、会場にはその言動を危惧する声も。というのも、豊昇龍の叔父はトラブル連発で引退に追い込まれた元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏。この日、モンゴルからお祝いに駆けつけた祖父母も、「動きや雰囲気、取組前の姿がどんどん似てきた。わがままな性格も」と口をそろえて話したように、顔も振る舞いも叔父譲りだからだ。
引退後も読みは確かな朝青龍
去年の九州場所の豪ノ山戦でも、格下相手に1分20秒もにらみ合って手を下ろそうとせず、打ち出し後に審判部に呼び出されて注意を受ける始末。場所後の横審も「ハッキリ言って見苦しい。本当に残念だ」と苦言を呈したほどだった。
こんなことが今後も起こるようだと、当然、横綱昇進にも響くし、大相撲界のイメージダウンにもつながっていく。素質は横綱級と誰もが認める逸材だけに、関係者たちの心配は大きいと言わざるを得ないのだ。
そのためか、八角理事長も次期横綱の期待が大きいことを言外に匂わせながら、次のような言葉で祝辞を締めくくった。
「大関として600人の力士たちの模範になることを願っています」
もっとも、そんな豊昇龍に反して株を上げたのは皮肉にも現役時代に素行の悪さが有名だったダグワドルジ氏。関係者からは「こんな空気になることを察知したのか、『仕事で行けない。申し訳ない』と連絡し欠席。さすが元横綱、読みは確か」と評判だった。
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