全豪オープンテニスで2年ぶり二度目の女王に輝き、大坂なおみが世界ランキング2位に浮上した。
全豪は、昨年優勝した全米オープンと同じハードコートで、2019年9月以降、ハードコートに限れば37勝2敗。次の標的はクレーコート(赤土)の全仏オープンと、芝生の全英オープンになる。
「大坂の武器はパワーショットとスピードボール。ハードコートの全米、全豪では圧倒的な強さを見せますが、クレーや芝生のコートでは彼女の武器を発揮しにくい。そのため『苦手にしている』というのが周囲の評価です」(専門誌記者)
しかし、本人は気力充実。試合前の棄権は二度あったが、昨年8月の全米オープン以降、21連勝と乗りに乗っており、クレーと芝生での勝利についても〝野心〟をチラつかせている。
「問題はスケジュール、つまり体力です。東京五輪が予定通りに開催されるとしたら、彼女は超の付く厳しいスケジュールで戦うことになります」(同)
プロ選手の栄誉は金メダルではない!?
全仏オープンは5月23日に開幕し、同決勝戦から1カ月余りで全英オープンが始まる。こちらの決勝戦が7月11日なので、同23日の五輪開幕日に影響してくるのは間違いない。
しかも、前年覇者として出場する全米オープンは、8月の最終週。まだ正式な日程こそ発表されていないが、大坂が東京五輪に配慮することはなさそうだ。
「クレーコートで強いボールを打つには、いつも以上に力を入れなければなりません。五輪直前の全英はコートが芝生なので、ラリーが長くなります。ボールのスピードも出ず、体力を奪われるので心配です」(テレビ局スポーツ部員)
大坂が4大タイトルにこだわれば、東京五輪の「金メダル獲得」に影響が出るのは必至。五輪組織委員会の橋本聖子会長も、「こちらに標準を合わせてくれ」とは言えないだろう。
もっともプロ選手の栄誉は金メダルではなく、4大タイトルや賞金だ。これだけハードな日程を組んだのは、東京五輪を「中止」と見込んでいるからだろう。
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