韓国・ソウルの高尺スカイドームで、ドジャース対パドレスの開幕戦が行われるのは既報通り。3月20日からの2連戦のチケット&旅行券も日本国内で販売されている。
しかし、今年の仕事始め、コミッショナー事務局でのことだった。榊原定征NPBコミッショナーは、「開催できる方向で進んでますよ」と、25年は日本国内でドジャースの開幕戦を行う方向であることをアッサリ認めたのだ。
【関連】メジャー“ポスティング移籍”廃止へ!? トランプ大統領誕生での目論み ほか
「24年が韓国、25年は日本で開幕戦を行う方向でいると最初に言ったのは、MLB側でした。23年の春先だったんですが、その当時、NPB側は難色を示していました。以来、25年日本開幕の件は触ってはいけないような雰囲気でした」(ベテラン記者)
榊原コミッショナーをはじめ、NPB関係者はMLBの日本進出にむしろ好意的だった。
2025年の開幕戦は東京ドーム開催?
「25年の開幕戦は東京ドームで開催する方向です。ドジャースには大谷翔平、山本由伸がいるので、日本ハム、オリックスの本拠地も候補に挙がっていましたが」(関係者)
ドジャースと開幕対戦チームは、ともに日本国内で練習試合も行う。大谷、山本らのビッグネームと絡めるのだから、試合相手となるNPB球団は満員御礼、大儲けが期待できる。
しかし、喜んでばかりもいられない。これを契機に、MLBがアジア進出に本腰を入れてくるかもしれないからだ。
「高尺ドームでの開幕2連戦は、日本国内でもTV中継されることが決まりました。MLB側が放映料、CM収入を期待しているからです」(同)
韓国プロ野球の球場チケット代は、内野席で平均1万7000ウォン(約1700円)。高尺ドームの座席数は約1万7000だから、MLB側は「アジア遠征をする割には…」と考えたらしい。不足分を日本から補填しようとしているのだ。
また、大谷がドジャースに移籍したことで、グッズの販売も過熱するのは必至だ。
「25年のドジャース戦のあおりで、センバツ甲子園、NPBオープン戦の客入りに影響が出そう」(同)
長い眼で見れば、MLBのアジア進出は不利益も多い。巨人も今春、台湾の新球場で試合をする。
アジア進出を決めた米国を責めきれないが、今後が心配だ。
あわせて読みたい
- [New] 巨額赤字の楽天が球団売却!? サイバー球界参入で『ABEMAイーグルス』誕生か
- [New] 岩手県にプロ野球「新球団」誕生!? 大谷翔平や佐々木朗希を育てた“怪物伝説”の聖地
- [New] 楽天・田中将大“会社設立”の動き!? 「引退」へのカウントダウンが始まった
- [New] 清原和博氏が中日入閣!? ピンチの後輩・立浪監督の“アドバイザー”待望論
- [New] 日ハム新球場「エスコンフィールド」イマイチな理由…4人家族なら1回5万円の出費!?
- [New] 侍ジャパン監督「後任選び」が難航!イチロー氏や松井秀喜氏が選ばれない“裏事情”
- [New] 大相撲“大物ルーキー”落合VS大の里の出世争いが熱い!師匠は現役時代のライバル同士