「朗希ロス」の準備が始まったとみるべきだろう。
千葉ロッテの沖縄県石垣島キャンプがスタートした。ファンの注目を集めていたのは、佐々木朗希だ。
その理由は、キャンプイン直前まで2024年シーズンの契約更改が遅延したこと。メジャーリーグ挑戦のためのポスティングシステムの行使を要請。23年オフが無理ならば、行使する時期を明確にしてくれと迫ったという。
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「佐々木本人ではなく、周囲にいる後援者の意思のようですが…。更改がさらに遅れれば、キャンプ中の滞在費用などはすべて自費となるところでした。一時はキャンプに来ないのでは、とも心配されていました」(スポーツ担当記者)
メジャーリーグには25歳以下、プロキャリア6年未満の海外選手とはマイナー契約しか交わせないとのルールがある。
球団がどんな判断をしたのかは不明だが、気になる情報もある。
「侍ジャパンの強化試合が3月6、7日に京セラドームで行われます。対戦相手は欧州代表チームです。でも、井端弘和監督の選ぶメンバー構成が異例で…」(球界関係者)
メンバーの正式発表はまだだが(キャンプイン時点)、関係者の話を総合すると、若手中心のチーム編成となりそう。それもタダの若手ではなく、一軍戦の出場試合数の少ない、本当にこれからの若手が中心になるそうだ。
山下舜平大が侍ジャパンのエース候補に
「26年開催の次のWBCを見越しての強化策です」(同)
20代前半の選手ばかりが集められる。だが、その世代の象徴的存在である佐々木の招集が見送られたそうなのだ。
井端監督が新世代のエース候補と期待しているのは、オリックスの山下舜平大。山下は昨季、それまで「一軍実績ナシ」にもかかわらず、開幕投手の大役も務めた。9勝3敗、勝率7割5分、101奪三振をマークした。
オリックスもメジャーに移籍した山本由伸の後継者として期待しているが、侍ジャパンも「次のWBC大会の大黒柱に」と〝計算〟しているという。
「同じオリックスの宮城大弥にも先発してもらうつもり」(同)
佐々木のいない侍ジャパンのメンバー編成が進んでいるようだ。メジャーリーガーの出場は可能だが、23年オフの契約更改の遅延を見て関係各所は第三者による介入を警戒するようになった。
佐々木にとって、今季は試練の年となる。
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