正月気分も少しずつ抜けてくる1月11日の成人の日、地方競馬では今年を占う上で見逃すことができない2つのレースが開催される。
まずは、佐賀競馬3歳牝馬路線のスタートでもある『第62回花吹雪賞』だ。
その歴史は長く、創設は1960年。創設当初から出走条件がめまぐるしく変動し、牡馬が出走可能となった年もあったが、83年以降はル・プランタン賞とともに、九州競馬の3歳牝馬路線を構成する重賞として定着している。
優勝馬には、その時代をけん引した牝馬の名が並ぶ。ここ最近では、2020年に多くの重賞タイトルを獲得した九州の女傑ミスカゴシマ、19年の佐賀三冠馬スーパージンガなど、数々の名馬がここをステップに現在のキャリアを築いていった。
ここで成績を残した馬は、これから続く飛燕賞(3オープン)、ル・プランタン賞(3歳牝馬・グランダムジャパン)、佐賀皐月賞(3歳オープン)、九州ダービー栄城賞(3歳オープン)など、3歳クラシック路線で安定した結果を残す傾向にあり、春夏を見据えて絶対に見逃すことができない一戦だ。佐賀競馬のニューヒロイン誕生となるか、しっかり見届けたい。
岩手競馬史に残る伝説の名馬トウケイニセイ
さて、同じく11日に開催される注目のレースが、20年シーズンの岩手競馬のフィナーレを飾る重賞『第20回トウケイニセイ記念』(水沢競馬・M2)だ。岩手競馬史に残る伝説の名馬に敬意を表し、00年に創設された当レース。岩手競馬で競走生活を送った強豪がレース名となっているのは、このレースのみ。19年は開催されなかったため、今年度が節目の20回となる。
毎年、そのシーズンをけん引してきたトップホースが参戦し、真のチャンピオンを決める。
11日は水沢競馬場入場料が無料となるほか、先着1000名様に「紅白かもめのたまご」をプレゼント。場内及びインターネット放送での特別予想トークイベントなど、お楽しみも用意されている。
また、10日は岩手競馬所属騎手12名がその腕を競い合う「ゴールデンジョッキーズシリーズ」のファイナル第3戦も開催され、こちらも熱戦に注目したい。
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