南関東競馬は、主に重賞競走が行われる水曜日に注目が集まりがちだが、川崎競馬ファンには開催の最終日にお楽しみがある。それが、最終日の最終レースに開催される『川崎ジョッキーズカップ競走』だ。
川崎ジョッキーズカップは、出走馬に騎乗する騎手を川崎競馬に所属する騎手17名から抽選により決定する選定競走で、4月の第1回から11月の第10回開催にかけて7戦をトライアルラウンドとして、毎開催最終日の最終競走に実施。
トライアルラウンドの着順によるポイント制で争い、上位14名が12月18日に行われる決勝ラウンドに進出。トライアルラウンドおよび決勝ラウンドの8戦のポイントを合計して、年間チャンピオンを決定する。
11月に行われた第7戦までのポイントでトップに立ったのは、今年4月にデビューしたばかりの新人・古岡勇樹(87点)。デビュー後8勝をあげているが、そのうち2勝がトライアル戦でのものだ。2位は田中涼(78点)、3位は藤江渉(73点)となっており、この3名までは1位が射程圏内。4位以下も拮抗しており、表彰台へのチャンスはもちろんある。
ニューヒーローが誕生するのか、それともベテラン勢が意地を見せるのか。川崎競馬の今年の最終日最終レースから目が離せない。
GⅠフェブラリーSにつながる重要ステップレース
さて、兵庫競馬の年末を飾る『兵庫ゴールドトロフィー』(JpnⅢ・3歳上・1400メートル)が、12月23日に開催される。2001年に創設された歴史の浅いレースだが、年末スプリント路線のダートグレード競走として定着するとともに、2月に行われるGⅠフェブラリーS(JRA)につながるステップレースとしても重要な位置づけとなっている。
創設以来、優勝はJRA勢が占めているが、圧倒しているわけでもない。3着以内に地方馬が入ることが多く、昨年も1位こそ1番人気のデュープロセス(JRA)だったが、2着に8番人気のイルティモーネ(園田)、3着に9番人気の10歳馬サクラレグナム(高知)が入り、高配当を呼んだ。
20回という節目の今年、そろそろ地方馬がJRA勢の牙城を崩すシーンが見られるかもしれない。
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