
園田競馬では12月2日、2歳馬の戦い『兵庫ジュニアグランプリ』(1400メートル)が開催される。
1999年にサラブレッド系2歳の競走馬によるダートグレード競走(JpnⅡ)として創設。年末の全日本2歳優駿や園田ジュニアカップに向けての重要な一戦として位置づけられ、2007年にJpnⅢからⅡへ格上げされた。
過去の優勝馬には、サウンドスカイやニシケンモノノフ、そして、人気と実力で地方競馬をけん引した名牝ラブミーチャンなどの名前が並ぶ。多くの馬が、ここをステップにトップホースへと駆け上がっていった出世レースでもある。
過去5年で3着以内に好走した馬の人気を見ると、極端な傾向がでている。15年、17年、18年の勝ち馬はいずれも1番人気。さらに上位人気馬3頭が3着以内に入り、非常に堅い決着。
15年のサウンドスカイは続く全日本2歳優駿(JpnⅠ)優勝、18年のデルマルーブルは全日本2歳優駿2着、翌年のジャパンダートダービー(JpnⅠ)も2着と好走した。17年のハヤブサマカオーを含め、いずれも前走1勝クラスの特別戦で好成績を残し、参戦してきている。
強固なJRA勢に地方勢はどう挑む?
このクラスの中央馬が出てくると、さすがに人気サイドで決まる可能性が高いが、14年と16年は1、2番人気が4着以下に敗れ、14年はジャジャウマナラシ(浦和)、オヤコダカ(北海道)の地方勢でワンツー。16年は1着ローズジュレップ(北海道)、3着に同じ北海道のバリスコアと、波乱の結果となっている。
今年はJRAから、ともに前走1勝クラスの特別戦を勝利しているゼンノアンジュ、デュアリストが参戦。ここ5年間連続で、前走が「なでしこ賞」の馬が連対していることを考えると、ゼンノアンジュがなでしこ賞1着からの参戦、さらに鞍上は園田競馬を知り尽くした岩田康誠騎手なら、怖いものなしか。
また、函館2歳S(GⅢ)で2着に入ったルーチェドーロも参戦を表明し、JRA勢の壁はなかなか強固だ。しかし、JBC2歳優駿では地方馬が上位を占めるなど、地方2歳馬の勢いも侮れない。飛躍を期す若駒たちの戦いに注目だ。
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