
11月3日に行われたJBCは、クラシック・スプリント・レディスクラシックの3競走合計の売得金額が、地方競馬レコードを更新したほか、JBC1日の売得金額が、2場(大井・門別)合計で史上初の100億円の大台を突破。そして、何よりも地方競馬ファンを熱狂させたのは、地方馬の快挙だ。
スプリントでは、昨年のブルドックボス(浦和)に続き、地元大井生え抜きのサブノジュニアが優勝。地方所属馬4頭目のJBCウイナーとなるとともに、JBC史上初となる地方馬の連覇を成し遂げた。また、3着にはブルドックボス、5着にはキャンドルグラス(船橋)が入り、JRA馬圧倒的優勢という既存の概念を崩した形となった。
そのほか2歳優駿では、北海道所属馬ラッキードリームが優勝。さらに3着のレイニーデイ(JRA)以外、9着までを北海道勢が占めるという結果となった。
さらに強豪がそろったクラシックでは、4着にミューチャリー(船橋)、レディスクラシックでも4着にダノンレジーナ(浦和)が入り、JRA勢の上位独占を阻止。記念すべき20回目のJBCは、地方競馬ファンにとって楽しみな未来を感じさせる開催となった。
3歳牡馬クラシックへ向け見逃せないレース
さて、そんなJBCの余韻を残す大井競馬では、2日連続で注目の重賞競走が行われる。まずは11月17日、2歳馬のマイル戦『第53回ハイセイコー記念』だ。
第5回勝ち馬で、2000年に30歳で天寿を全うしたハイセイコーの偉業を称え、01年よりハイセイコー記念と改められた。
近年だけ見ても出走馬から、かなりの数のクラシック馬を輩出している。大井競馬場は3歳牡馬クラシックの主戦場でもあり、年末の全日本2歳優駿、翌年のクラシックをにらみ、見逃せないレースでもある。
続く18日には『第41回サンタアニタトロフィー』が行われる。名称はLA郊外にあるサンタアニタ競馬場との友好交流提携を結んだことに由来。昨年までは夏に開催され、日本テレビ盃へのステップレースであったが、今年からは11月へ開催時期が異動となった。年末のゴールドカップ(浦和)の優先出走権が付与されるとあって、重要な一戦となるのは間違いない。
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