
11月9日からの川崎競馬第10回開催は、注目のレースが目白押しだ。
まずは10日、グランダムジャパン2歳シーズンの第4戦『第20回ローレル賞』が開催される。
2002年に創設された牝馬のマイル戦。第1、2回は春開催で行われ、牝馬クラシックの前哨戦という位置づけだったが、03年から2歳秋の開催へ移動。1~3着には、年末の『東京2歳優駿牝馬』(大井)への優先出走権が与えられる唯一のレースとなった。
まだ経験の浅い2歳牝馬戦らしく、少々荒れる傾向があり、高配当を呼ぶレースでもある。
過去10年で1番人気は4勝、2、3着各1回で、あまり信頼はできない。どうしても派手な勝ち方をする連勝馬に人気が偏るが、対戦メンバーのレベルが一気に上がり、厳しい競馬を経験させられたり、自分の競馬ができなくなることが人気馬敗因の1つだといえる。
そんな中、やはり注目したいのは、北海道デビュー馬の活躍。優勝馬のうち13年のクライリング、15年のモダンウーマン、16年のアップトゥユーは北海道所属、18年のアークヴィグラス、19年のブロンディーバは北海道から南関東への移籍組。アークヴィグラスは、その後の東京2歳優駿牝馬も優勝している。経験が豊富で、レベルの高い北海道デビュー馬が予想の鍵となりそうだ。
1番人気の信頼が厚い『ロジータ記念』
そして11日は、秋の地方競馬3歳牝馬チャンピオン決定戦『第31回ロジータ記念』が行われる。
1馬にはクイーン賞、東京シンデレラマイル(南関東所属馬のみ)の優先出走権が付与される。レース名のロジータは、羽田盃、東京ダービー、川崎記念をはじめ8つの重賞を制した川崎の歴史的牝馬だ。
過去10年を振り返ってみると、1番人気は4勝、2着3回、3着2回、複勝率100%と信頼ができるし、2番人気も【3・1・1・5】で、実績馬が好走し、堅くおさまっている。
同じ川崎コースで行われるローレル賞、ロジータ記念。若い牝馬同士の戦いだが、傾向は全く異なるのも興味深い。いずれにしても、南関東を背負って立つような牝馬の誕生を期待したいところだ。
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