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有事の際の要人脱出用!極秘地下鉄「メトロ2(ロシア)」【侵入禁止のタブー区域⑨】

※イメージ (画像) Shu Ba / shutterstock

いまや金さえあれば宇宙にも行ける時代だが、世界には国家や政府、巨大企業によって隠蔽され、厳重に管理された一般人が立ち入ることのできない「侵入禁止のタブー区域」が存在する。こうした場所こそ、探検され尽くした地球に残る〝現代の秘境〟である。ただし、近づく者に命の保証はない…

ロシアのモスクワには、ソ連時代から建設が始まった地下鉄「モスクワ・メトロ」が縦横無尽に走っているが、モスクワにはもう一つ〝秘密の地下鉄〟がある。

地下鉄公社の責任者が存在を認めた

通称「メトロ2」と呼ばれるこの路線は、通常の地下鉄であるモスクワ・メトロが開業した1935年よりも前から計画され、有事の際に要人のモスクワ脱出に使われる。

このため、クレムリンや国際空港などに通じる路線のほか、シェルターや臨時執務室も用意されているという。

秘密の地下鉄である以上、その存在は公にされていないが、モスクワ地下鉄公社の責任者だったドミトリー・ガイエフ元総裁が、メトロ2について「私は何も否定しません。もし存在しなかったら、私は驚きます」と発言し、現在は〝公然の秘密〟となっている。

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