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米軍の残酷な「拷問」の象徴「グァンタナモ湾収容所(キューバ)」【侵入禁止のタブー区域⑦】

(画像) kittirat roekburi / shutterstock

いまや金さえあれば宇宙にも行ける時代だが、世界には国家や政府、巨大企業によって隠蔽され、厳重に管理された一般人が立ち入ることのできない「侵入禁止のタブー区域」が存在する。こうした場所こそ、探検され尽くした地球に残る〝現代の秘境〟である。ただし、近づく者に命の保証はない…

グァンタナモ米軍基地内にある、対テロリスト用の収容所がグァンタナモ湾収容所だ。

2002年以降、アフガニスタン紛争やイラク戦争で、少年兵を含む約780人を捕縛。これらテロリストの容疑者を、裁判なしに長期拘留した。

溺死寸前まで鼻と口に水をかける水責め

収容所内で行われた「拷問」は、溺死寸前まで鼻と口に水をかける水責め、1週間以上寝かせない、全裸で小さな箱に閉じ込める…といった残酷なものだった。

2009年、オバマ大統領(当時)は、深刻な人権侵害に対する批判に応える形で、任期中に160人以上を釈放。現在の収容者は40人ほどにまで減っているとされる。

結果、少年兵の収容者はいない一方で、長期収容者の高齢化が進んでおり、その対応が課題となっている。

侵入禁止のタブー区域⑧に続く

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