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ラオスと名古屋のUFO目撃話~原田龍二の『不思議な世界』

原田龍二
原田龍二(C)週刊実話Web

前回からの続きです。『世界の何だコレ!?ミステリー』(フジテレビ系)の企画で、『兵庫県立大学 西はりま天文台』を訪ねて、宇宙から発せられたと思われる電波〝Wow! シグナル〟の記録などを見せてもらった僕。

この天文台に勤務している理学博士・鳴沢真也氏の「宇宙人は存在しますが、UFOは存在しません」という言葉に、首をかしげました。どういうことなのか聞いてみると、博士は「宇宙人は、そんな乗り物では他の星にやって来ません」と言うのです。

地球外知的生命体探査の第一人者であり、研究を続けている博士の言葉ですから、とても重みがあります。ただそうなると、世界各国であれだけ目撃談のある未確認飛行物体は、いったい何なのか…。よく見間違われると言われている、人工衛星や隕石なのでしょうか。興味は尽きません。

実際、僕はラオスでも名古屋でも、UFOと思える物体を目撃しています。名古屋では以前お話しした、UMAの「オヨ・フリオ」にも見える、空中で伸びたり縮んだりしていた物体。ラオスでは20年以上前に、不思議な球体を見ているのです。

それは『世界ウルルン滞在記』(MBS/TBS系)のロケの最中、キャメラマンとディレクターとともに、ゲストハウスを出たところで酒を酌み交わしていたときのことでした。

赤い点のようなものが確かに飛んでいる

キャメラマンが、空中に飛んでいる不思議なものを発見したのです。宙を見つめる彼の姿を見て、ディレクターと僕も「何、何?」とその方向を見てみました。確かに飛んでいます、赤い点のようなものが。これが普通の動きだったら、「飛行機かな」で終わっていた話です。しかし赤い点は、奇妙な動きをしていました。明らかに、航空機類の動き方ではないのです。そしてあっという間に、消えてしまいました。ちなみにディレクターも「あ、UFOだ」という感じで、全く動じていなかったことが印象的です。「いてもおかしくない存在だ」と思っているから、大して驚かないのでしょうね。

もうひとつ、おもしろい情報があります。秋田県鹿角市にある黒又山は、地元では〝クロマンタ〟と呼ばれています。1992年~94年の間に『黒又山総合調査団』が、この山で学術調査を行ったのです。なぜかというと、黒又山をレーダーで調査したところ、山の内部にどうやら階段状の構造物があるらしいと判明したから。実際に掘り進めてはいないので未確認ではありますが、山頂から10メートルくらい下に、ナゾのスペースがあるようだ、と。

古くは明治35年、当時の村長さんが「大里村の山から、光物が蟹村の山に落ち、光が飛んだ」と日記に記していたそうなのです。「クロマンタは宇宙と関係する山なのでは」と、地元の方々は興味を持っていると聞きました。30年前を最後に調査が行われていないこの山の再調査を期待する機運が、現地では高まっているのだそうです。

原田龍二
970年生まれ。ドラマやバラエティーで活躍する一方、芸能界きってのミステリー好きとして知られ、近著に『ミステリーチェイサー原田龍二の謎のいきものUMA大図鑑』がある。現在、『バラいろダンディ』(MX)で金曜MCを担当。YouTubeチャンネル『ニンゲンTV』を配信中。

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