
ダート競馬の祭典『ジャパンブリーダーズカップ』(以下、JBC)が、11月3日に開催される。20年目の節目を迎えた今年は、JBC創設以来の宿願であった2歳カテゴリー『JBC 2歳優駿』(JpnⅢ)が新設され、門別競馬場で行われる。従来のJBCクラシック、JBCスプリント、JBCレディスクラシックは、第1回の開催地でもある大井競馬場で行われ、史上初となる2場開催の形での実施となる。
「質の高い競走の実施により選抜された優良馬を生産界に還元すること」というJBC創設の目的に沿って、2011年に創設された『第10回JBCレディスクラシック』。1400メートル以下で行われる唯一のダート単距離JpnⅠで、ダートスプリンターの全日本チャンピオン決定戦『第20回JBCスプリント』。1等賞金8000万円の地方競馬最高額賞金レースでもあり、日本のダートトップホースが参戦し、名実ともにクラシックな(権威のある)一戦『第20回JBCクラシック』。そして、競走馬生産と密接な関係を持つJBCの意義を鑑みて、日本のサラブレッドの98%を生産する馬産地・北海道にある門別競馬場で開催される『第1回JBC 2歳優駿』。この4つの重賞競走で構成されるJBC。どれも魅力的なレースだが、中でも地方競馬ファンなら、やはり期待せざるを得ない『JBCスプリント』に注目したい。
藤田菜七子ジョッキーが昨年の雪辱へ燃える!
昨年のJBCスプリントは、藤田菜七子騎乗のコパノキッキング(2番人気)を6番人気のブルドッグボス(浦和)が破って優勝したシーンが記憶に新しい。今年も前哨戦の『第54回東京盃』で、昨年のJBCスプリント1着から3着馬、ブルドッグボス、コパノキッキング、トロヴァオ、JBCレディスクラシック優勝馬ヤマニンアンプリメと豪華メンバーが激突したが、制したのは成長著しい4歳馬のジャスティンだった。
東京盃に出走したメンバーが大一番で再び激突する。実力馬たちをねじ伏せたジャスティンか。9歳になっても衰え知らずのブルドッグボスか。コパノキッキングが昨年の雪辱を果たすのか。はたまた新王者が誕生するのか…。今まで以上に大混戦となりそうだ。
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