
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、無観客競馬を開催してきた地方競馬の各競馬場だが、規制もゆっくりと緩和。競馬場にファンのいる風景が戻りつつある。
ばんえい十勝競馬でも、6月21日よりお客様を迎えての開催を再開。インターネット投票が好評だが、ばんえいならではの馬の吐息を感じられるほどの迫力あるレースを、一度は目の前で味わいたい。
そのばんえい十勝では、時代を担う4歳重賞三冠路線の第1弾『第15回柏林賞』が7月4日に開催される。正月の『天馬賞』とともに2007年に創設され、『柏林賞』、『銀河賞』、『天馬賞』(明け5歳)の3レースを4歳重賞の三冠レースとして設定。ばんえい競馬では将来のばんえいを担う次世代ホープの輩出を図り、4歳馬限定競走を重賞路線として整備。その幕開けを飾る重賞として、BG3に格付けされた。
第1回こそ定量戦で行われていたが、第2回からは別定重賞で行われており、微妙なハンデ差が勝負のカギを握る。ばんえい重量720キロが最高となるが、そのハンデで勝った馬には4歳三冠を含む重賞13勝の経歴を持つセンゴクエースをはじめ、17年マルミゴウカイ、20年メムロボブサップも4歳三冠を達成しているし、700キロの牝馬最高ハンデで優勝したミスタカシマは、今も牝馬路線をけん引する活躍を見せている。今年も、ばんえい競馬の明日を担うニュースターの誕生に期待したい。
新設の『九州チャンピオンシップ』を見越して
さて、佐賀競馬では7月4日、『第4回佐賀王冠賞』が開催される。長距離路線の充実を図るため、18年に佐賀スプリングカップとともに重賞へ格上げとなったレース。さらに、今年から8月に佐賀競馬所属馬による古馬チャンピオン決定戦『第1回九州チャンピオンシップ』が新設。11月の『九州大賞典』、12月の『中島記念』、2月『佐賀記念』(JpnⅢ)を頂点にした古馬長距離路線が出来上がった。
佐賀王冠賞の優勝馬はスーパーマックス(第1回)、スーパージンガ(第2回)と、時代を代表するトップホースの名が並ぶ。九州チャンピオンシップを見越して、ここを勝って勢いをつけておきたいところ。
例年以上に白熱したレース展開にも注目だ。
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