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JRA重賞『菊花賞』(GⅠ)本誌競馬班の厳選5頭!

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無敗の三冠がかかるコントレイルの動向が最大の注目だが、今世紀の牡馬三冠達成はディープインパクトとオルフェーヴルの2頭で、菊花賞勝利時の3連単は前者が70倍、後者が21倍と、高配当は出ていない。さあ、今年はどうなる!?

★コントレイル
ここまでGⅠ3勝を含む6戦6勝のコントレイル。しかも、クラシック2戦とも2着だったサリオスは別路線へ。皐月賞、ダービーでサリオスをいないものとして考えれば、皐月賞は3着以下に0秒7差、ダービーは同0秒8差と、決定的なアドバンテージとなる。

秋の始動戦となった神戸新聞杯も、直線半ばまで馬群に包まれながら、前が開いてからは余裕の手応えで後続を突き放し圧勝。同世代との争いなら、死角らしい死角が見当たらないのが現状だ。無敗での三冠達成の可能性は、かなり高いと見る。

★ヴェルトライゼンデ
前走の神戸新聞杯は、スタートひと息で後方からの競馬を余儀なくされるも、直線で追い上げ2着を確保したヴェルトライゼンデ。重賞は未勝利でも、ホープフルSで2着、ダービーで3着と、GⅠでたびたび好走しており、コントレイル以外となら引けは取らない。

オルフェーヴルで三冠を達成した池江厩舎&池添騎手のコンビが、今度は偉業を阻止する側に回る。

★バビット
未勝利、1勝クラス、ラジオNIKKEI賞、セントライト記念と、重賞2勝を含む目下4連勝中。今回のメンバーの中では、コントレイルに次ぐ連勝数で臨むのがバビットだ。

そのコントレイルとは、今回が初顔合わせとなる。持ち味の逃げ脚で、春の絶対王者をどこまで慌てさせられるか。

コントレイルの三冠を阻むか…

★ダノングロワール
休み明けの九十九里特別(2勝クラス)は、ゴール前で鋭い脚を発揮し差し切ったダノングロワール。これで1勝クラスからの2連勝とした。

3歳秋を迎えて、期待のハーツクライ産駒が本格化の兆し。決め手が生きる流れになれば、上位進出のチャンスはありそう。

★アリストテレス
過去10年、前走で2200メートルの2勝クラスを勝って菊花賞に挑んだ馬は4頭いて、そのうち2頭が3着に激走している。今年の該当馬はアリストテレスのみ。

鞍上には菊花賞で【2・0・1・2】のルメール騎手を確保し、陣営の本気度も感じられる。

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