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JRA重賞『皐月賞』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

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2017年は106万馬券と大波乱があったものの、過去10年、3連単3万円台以下が6回と、全体的には堅めの配当が多い皐月賞。今年は出走確定馬16頭のうち、前走3着以内が13頭と、どこからでも買える混戦メンバー。紛れる可能性は高そうだが、果たしてどんな結末に!?

★軸馬=ダノンザキッド
新馬、東スポ杯2歳S、ホープフルSと、デビューから3連勝で、昨年の最優秀2歳牡馬にも選出されたダノンザキッド。年明け初戦の弥生賞は、スローペースに泣き3着。不本意な前哨戦となってしまったが、一度使ったことで落ち着いて臨めれば、本来の能力を発揮できるはず。雨続きの週末で芝も傷んできており、時計のかかる馬場になれば、さらに有利になりそう。騎乗予定の川田騎手は、過去10年の皐月賞が【0・3・0・3】と、勝ち星こそないものの安定している。軸馬としては最適の存在と見る。

★相手=エフフォーリア
直線で後続を一気に突き放した前走の共同通信杯が圧巻だったエフフォーリア。2着だったヴィクティファルスが次走でスプリングSを勝利し、その強さが浮き彫りになった。これで無傷の3連勝。しかも、一戦ごとに斤量も重くなり、相手も強くなっていく中で、走るたびに着差を広げており、キャリアを重ねつつ成長していることがうかがえる。過去10年で、共同通信杯を勝って皐月賞に直行した馬は【3・0・1・4】と半数が馬券に絡んでいる。初の中山コースは懸念材料ではあるが、それ以上に魅力がある一頭だ。

ステラヴェローチェ前走だけでは見限れない

★相手=アドマイヤハダル
前走の若葉Sは、前半の1000メートルが61秒5と緩めのペースだったにもかかわらず1分59秒5の好タイムで圧勝したアドマイヤハダル。直線半ばで先頭に立ち、最後は突き放すような勝ちっぷり。3馬身差をつけられたシュヴァリエローズは萩Sを勝ち、ホープフルSでも5着に入るなど、決して弱い馬ではない。今回が重賞初挑戦となるが、ここまで3勝はメンバー中最多タイ。いきなりの大舞台でも、好走の可能性は十分だ。ルメール騎手との新コンビも心強い。

★相手=ヴィクティファルス
新馬勝ち直後に挑んだ共同通信杯で2着、さらに次走スプリングSでは重賞勝利と、順調にステップアップを遂げているヴィクティファルス。過去10年、スプリングSの勝ち馬は【2・0・2・5】と、半数近くが3着以内に好走している。

★相手=ステラヴェローチェ
サウジアラビアRCを制し、朝日杯FSでも2着と、実績はここでも引けを取らないステラヴェローチェ。前走の共同通信杯は、道中、やや力んでしまい、直線でも進路が狭くなるなどスムーズに運べず5着。最後まで脚は止まっておらず、まともなら、4頭が接戦だった2着争いを制していた可能性はあるのでは。ここは行きたい馬も多く、ペースが上がれば、折り合いもましになる。前走だけでは見限れない。

★相手=グラティアス
2戦とも2000メートルを走って連勝中のグラティアス。今回と同コースの京成杯は、インで折り合って、ラチ沿いをそのまま抜け出し2馬身半差の楽勝。スローペースで好位のインというこの上ないポジションではあったが、後続を寄せ付けなかったあたり、能力は高い。このメンバーでどこまでやれるか、試金石の一戦だ。

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