
全国各地で行われる世代別牝馬重賞シリーズ『グランダムジャパン』が、今年も幕を開けた。地方競馬の牝馬競走の振興と入厩促進のために2010年にスタート。今年で12年目を迎える人気シリーズだ。まずは3歳シーズンが開幕。そのほとんどが牝馬三冠競走で成り立っており、4月4日に開催される『ル・プランタン賞』も、佐賀競馬の3歳牝馬路線を構成する重要な一戦となっている。
1月に行われている花吹雪賞とは距離・条件がまったく同じで、今まで両方のレースを制した馬には、ナンブラッキーワン、ギオンゴールド、クロスオーバー、ユズチャン、スーパージンガなど、その時代の佐賀競馬をけん引した名牝が名を連ねる。さらに、佐賀で無敗の10連勝を成し遂げた女王ミスカゴシマも、昨年連覇を決めている。
今年は北海道から移籍し、佐賀では5戦4勝3着1回のトゥルスウィーが花吹雪賞を制している。今年の3歳牝馬路線は混戦模様なだけに、ここで連覇を決めて、3歳女王の座を確実なものとしたいはずだ。
サルサディオーネ連覇なるか!
さて船橋競馬では、3歳以上牝馬のダートグレード競走『第25回マリーンカップ』(JpnⅢ)が、7日に開催される。古馬牝馬重賞戦は、秋から冬にかけては中長距離中心だが、春から夏にかけては1400メートル~1600メートルのレースが続き、短距離馬が本領を発揮できる季節がやってくる。
ここ数年、JRA勢が圧倒的に優勢だったものの、19年にラーゴブルー(川崎)が07年のトーセンジョウオー(船橋)以来の優勝、翌20年はサルサディオーネ(大井)が優勝し、地方馬が連勝。JRA馬にも決してヒケを取らないところを見せた。
前走エンプレス杯、TCK女王盃、クイーン賞の3レースの前哨戦を見ると、どのレースも3着以内馬のマリーンカップ複勝率は7割以上。距離は短縮されても、前哨戦3レースの1~3着馬は好走する確率が非常に高い。そうなると、地方勢の注目はやはりサルサディオーネだろう。今年もエンプレス杯で2着に入るなど調子は高いレベルをキープしている。08年、09年のメイショウバトラー以来の連覇となるか。
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