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JRA重賞『弥生賞』(GⅡ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

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昨年は人気3頭が上位を独占し、3連単15倍とガチガチの決着だったが、過去10年で40万円台が2回、10万円台が2回と、決して堅い年ばかりでもない。特に近年は、1回おきに波乱が起きており、そのリズム通りなら今年は荒れる番。果たして、どうなる!?

★軸馬=ダノンザキッド
デビューから無傷の3連勝でホープフルSを制し、最優秀2歳牡馬にも選出されたダノンザキッド。楽に好位置を確保できる素軽さと、3戦連続でメンバー中最速の上がりを計時した末脚で、いずれも後続に1馬身以上の差をつける完勝だった。現時点で、皐月賞のタイトルに最も近い馬と言っていいだろう。当然ながら、この先のクラシック本番を見据えているだけに、目いっぱいの仕上げで臨むことはないだろうが、能力を考えれば中心はこの馬で不動。川田騎手とも2戦2勝で不安はない。

★相手=シュネルマイスター
無傷の2連勝中のシュネルマイスターは、デビュー戦が札幌芝1500メートル、2戦目のひいらぎ賞が中山芝1600メートル。今回は初の2000メートルがポイントになりそうだが、父は欧州のマイルGⅠ馬でも、母がドイツオークス(芝2200メートル)の覇者。前走でも、折り合って最後までしっかり伸びており、400メートルの延長も問題ないのではないか。カフェファラオで早くもGⅠを勝つなど、今年も絶好調のルメール騎手とのコンビも心強い。

★相手=タイトルホルダー
東スポ杯2歳S2着後に挑んだ前走のホープフルSは、好位から4着に粘り込んだタイトルホルダー。過去10年、前走がGⅠで5着以内だった馬は【2・2・5・3】と高確率で馬券に絡んでいる(ダノンザキッドも該当)。ここまで全3戦に騎乗していた戸崎騎手は、今週末まで海外遠征帰りの自主隔離のため、今回は横山武史騎手が騎乗予定。昨年、関東リーディングに躍進した若手の手腕にも注目。

ワンデイモアの前走勝ちタイムは優秀!

★相手=タイムトゥヘヴン
未勝利勝ち直後に出走した京成杯は、押し出される形でハナに立ちながらも、しぶとく粘って2着だったタイムトゥヘヴン。その前走も含めて、近3走はすべて今回と同じ中山芝2000メートル。走り慣れたコースなら力を出せそう。母のキストゥヘヴンは、デビューから3戦連続2着と勝ち上がりに手間取ったものの、3月に未勝利を脱出すると、そこから3連勝で桜花賞を制している。母のように、一気に駆け上がることができるか。

★相手=テンバガー
新馬戦3着は芝1800メートルだったが、次走の小倉芝2000メートルで未勝利を脱出し、続く京成杯(中山芝2000メートル)でも3着に健闘したテンバガー。2000メートル2戦の走破タイムは2分3秒前後と目立たないが、これは両レースともペースが遅かったため。スピード不足と決めつけるのは早計だろう。過去10年、京成杯2~4着からここに臨んだ馬は、【0・0・3・1】と好走率が高い(タイムトゥヘヴンも該当)。

★相手=ワンデイモア
デビュー戦は8着だったが、2戦目の未勝利、3戦目の1勝クラスと、連勝でここに駒を進めてきたワンデイモア。前走の勝ちタイムは2分1秒3(中山芝2000メートル)で、過去10年のうち、良馬場だった6回の平均勝ちタイムも2分1秒3。前走だけ走ればチャンスはある。

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