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わくわく『地方競馬』情報~第3回雲取賞/第13回ユングフラウ賞

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今週は、南関東競馬で行われる2つの重賞を取り上げたい。どちらも準重賞から格上げされた歴史を持ち、春から始まるクラシック戦線との結びつきが強い重要な一戦だ。

まずは18日、大井競馬場で行われる『第3回雲取賞』。2019年に準重賞から格上げされた3歳限定戦。準重賞時代から南関東クラシックの登竜門として確立されていたが、重賞に格上げされたと同時に施行距離も1800メートルに延長。南関東3歳三冠競走に向けたステップレースとして、より重要な位置づけとなった。

過去10年を遡ると、1番人気の成績は【4・2・0・4】、2番人気【1・0・3・6】、3番人気は【0・2・2・6】、4番人気3勝、5番人気1勝。3着以内に7番人気以下の馬が7頭も絡むなど、2歳時に重賞で実績を積んできた人気馬が見せ場なく終わることも多い。冬場の調整の難しい時期だけに人気馬の取捨がキーポイントだ。

19年、重賞昇格初年度の優勝馬ヒカリオーソは東京ダービーを獲り、第2回のゴールドホイヤーは羽田盃を制した。重賞格上げ後、2年連続で三冠競走の勝ち馬を輩出し、格上げ以前にも、ロツキータイガー、サンライフテイオー、サプライズパワーなど、南関東を代表する馬が名を連ねる重要なレース。今年もニューヒーローの誕生となるか。

「ユングフラウ」とはドイツ語で「乙女」の意

さて、23日(祝・火)は、桜花賞へのトライアルレース『第13回ユングフラウ賞』が浦和競馬場で開催される。上位3頭に桜花賞への出走権利が付与される3歳牝馬限定戦。09年に重賞競走S3に、12年からはSⅡに格上げされた。

桜花賞との結びつきは非常に強く、過去10年で7頭がここをステップに桜花賞を制している。また、2歳重賞『東京2歳優駿牝馬』との関連性も非常に強く、20年レイチェルウーズ、16年モダンウーマン、13年カイカヨソウ、11年クラーベセクレタの4頭が連勝し、最先着馬の成績は【4・3・1・2】。ユングフラウ賞1~3着中の30頭のうち20頭は、東京2歳優駿牝馬に出走していた。

「ユングフラウ」とはドイツ語で「乙女」の意。頂点を目指す若き乙女たちの戦いに注目したい。

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