暗いニュースを吹き飛ばすド迫力の情報が、年の瀬に飛び込んできた。なんと、あのガンダムが横浜の山下埠頭に降り立つというのだ。
この壮大な企画は、アニメ『機動戦士ガンダム』の放映40周年を記念したプロジェクトの一環。12月19日より、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」において、実物大(全高約18メートル)のガンダムが公開される。
過去にも東京・お台場やJR東静岡駅前などに、等身大ガンダムが設置されたが、今回は「動く」ことが大きな特徴だ。設置されたガンダムは、ハンド部分を除く24カ所が可動し、30分ごとに異なる演出があるという。また、夜はライトアップされ、昼間とはまた違う姿を見せてくれるようだ。
さらに、別途入場料を払えば、高さ15~18メートルの特別観覧デッキに入場し、間近でガンダムの頭部や胴体を見ることもできる。
施設内には、巨大模型が動く仕組みを学べる展示ゾーンや、限定商品を販売するショップ、ガンダムを眺めながら食事を楽しめるカフェも開設され、2022年3月31日までの期間限定で公開される予定だ。
“動くガンダム”が日本を救う! 「ガンプラ」累計出荷数7億個超え!
ガンダム人気をけん引してきた「ガンプラ」は、発売以来の累計出荷数が7億個を超えており、今や海外での販売が半数を占めている。
今年7月にはフランス・パリに「バンダイホビーストア」を開店し、「ガンプラ」を中心に店頭販売を開始。同店の売れ行きも、このご時世にもかかわらず想定を上回ったというから、世界からの人気ぶりにも驚かされる。
運営会社のバンダイナムコホールディングスの業績を見ると、コロナ禍の影響でアミューズメント部門が低迷したものの、プラモデルなどを含むトイホビー事業はグループ全体の業績を引っ張っており、今回の動くガンダムによって、その伸びに拍車がかかるかもしれない。
再び広がるコロナ禍で、先行きはますます不透明になりつつある。しかし、年末に降臨した動くガンダムが、日本経済を救ってくれることを期待したい。
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