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JRA重賞『アルゼンチ共和国杯』(GⅡ)映画評論家・秋本鉄次の“ざっくり”予想!

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先週の天皇賞・秋は予想がピッタンコ。3連単、3連複、馬連総取りで、面目が保ててホッとひと安心した。この予想コラム3回目でトータル・プラスに突入。このまま黒字を続けたいものだ。天皇賞直前に往年の『007』スター、ショーン・コネリーが死去し、急遽、馬友に「アーモンドアイは〝嗚呼ボンド愛〟に聞こえるので、これは鉄板! 享年90歳、007だし、9と7の馬券!」と伝えて鼻高々となった。その勢いに乗って、今週はGⅠの谷間、GⅡアルゼンチン共和国杯へ。秋のGⅠ4戦はすべて1番人気が勝ったが、今回はいかにも荒れそう。実際、1番人気はここ10年で数回しか勝っていない。はてさて、今回は?

まず1番人気を疑ってかかろうか。おそらく、阪神大賞典馬でGⅠでも掲示板に何度も載っているユーキャンスマイルが格的にも該当するはずだが、東京コースはイマひとつだし、58キロのハンデ頭がどうか? 全く無視はできないが、押さえの一頭と見た。ならば軸は? このところディープインパクト産駒が7週連続重賞勝ちをキメている、と競馬紙面を飾っていた。先週のスワンSでは単勝万馬券カツジも来たし…とある。ボクは名前がテツジだけに大魚を逸した…と後からなら何でも言えるけどね。で、俄然注目のディープ産駒だが、今回はアイスバブル、サトノルークス、トーセンカンビーナ、メイショウテンゲンと4頭も出る。

〝法則に気が付いたとたん何故か馬券にならない〟は競馬格言の1つなのは百も承知二百も合点なのだが、ディープインパクトは好きな馬だったし、今回は信じてみよう。馬名は映画タイトルそのものの馬だし。毎度おなじみ映画馬券ならミュゼエイリアン(父がスクリーンヒーロー)が該当だが、近走からは、さすがに狙いにくいので無視する。

米大統領選にからめトーセン(当選)カンビーナか?

軸は、3歳時からよく買っているし、池添が乗るしで、⑫メイショウテンゲン。そしてもう1頭⑥トーセンカンビーナの2頭軸。何しろ今週の最大の話題はアメリカ大統領選だけに、時事馬券ならトーセン(当選)カンビーナだろう。その昔〝3・11〟の年の有馬記念でマンハッタンカフェとアメリカンボスで決まったこともあったっけ。

トーセンカンビーナの母、カンビーナは米オークスなど重賞3勝の名牝だという。アメリカに縁がありそう? 大統領選では現在、バイデン候補の勝利が確実視されているが、往生際の悪いトランプが見苦しいイチャモンをつけているようで、正式な結果が出るのはまだ先のようだ。ここは一足先に、トーセンカンビーナが〝当選〟してほしいものだ。鞍上デムーロもライバルのはずのルメールと相当差がついてきた。ここらで存在感を示してほしい。

当たり出したら止まらない、親のバチより良く当たる! と調子こいてみたいものだ。今週は自信がないので3連単は回避。テンゲン、トーセン2頭縛りの3連複に、相手は⑦アイスバブル、⑮サトノルークスのディープ産駒に、やっぱり怖いルメールの⑱オーソリティ、上昇気配の⑧サンレイポケット、一応押さえたい⑤ユーキャンスマイルへ。馬連はテンゲン、トーセンを集めに。両馬各々から上記の馬へ。

秋本鉄次
映画評論家。〝飲む・打つ・観る〟〝映画は女優で観る〟をモットーに、娯楽映画、中でも金髪女優の評論にかけては業界随一。著書に『パツキン一筋50年 パツキンとカラダを目当てに映画を見続けた男』(キネマ旬報社)など。

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