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「ファティマの奇跡」7万人が目撃した“踊る太陽”【世界の超常現象①】

※イメージ (画像) Ricardo Perna / shutterstock 

かつて世界で起きた事件や現象の中には、現代化学をもってしても解明できない人知の及ばぬものが存在する。ここでは代表的な7つの現象を取り上げるが、信じるか信じないかは、あなた次第です。

1917年5月13日、ポルトガルのファティマという町に住む7歳から10歳までの3人の子どもたちが羊を放牧していると、空に浮かぶ虹色の光を放つ球体を目撃した。

その球が変形して若い女性の姿へと変わり、子供たちに「怖がることはありません」と口にした。

3人のうちルシアという子が「どこから来たの?」と聞くと、女性は「天国から」と答えた。さらに、その女性は子供たちに「10月まで毎月13日にここへ来るように」「毎日かかさずロザリオの祈りを唱えるように」といった忠告をして消えたという。

世界大戦などを的中させた預言

それから聖母は何度かこの地に姿を現し、最後となる同年10月13日には、噂が噂を呼び、約7万人もの群衆がその姿を目にしようと現地に集まった。

その状況で、奇跡は起きた。懐疑的だった新聞記者を含めて、そこにいたすべての人々が、太陽がまるで踊るかのように急降下や回転を繰り返す様子を目撃したのだ。

なお、聖母に会い続けた3人の子どもたちは、幾つかの預言を託された。そのうち、第一次世界大戦の終結や第二次大戦の始まりなどは、ほぼ全て的中した。

1960年になるまでは秘密にするようにルシアに厳命したとされる「ファティマ第三の秘密」は、ルシアを通じて教皇庁に伝えられた。

2000年になって、それが教皇庁により「教皇暗殺の危機」だと発表されたが、実際はもっと人類に差し迫った危機を預言したものともいわれ、いまだ陰謀説が絶えない。

世界の超常現象②に続く

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