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わくわく『地方競馬』情報~第44回帝王賞/第11回優駿スプリント

わくわく『地方競馬』情報
わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

大井競馬場では夏の三重賞の第2戦『第44回帝王賞』が6月30日に開催される。

1978年に全国地方競馬チャンピオンシップ競走として創設。95年もダート交流重賞となって以降、例年、短距離、中長距離の距離体系を超えたトップホース同士の激しい頂上決戦が繰り広げられ、優勝馬にはクリソベリル、コパノリッキー、ホッコータルマエ、スマートファルコン、フリオーソ、アジュディミツオー、アドマイヤドン、メイセイオペラ、アブクマポーロ、ホクトベガなど、地方、中央の歴史に名を刻んできた超一流馬が並ぶ。地方馬も8勝と健闘が目立つが、11年以降は中央馬が10連勝中。3着以内馬の所属は中央馬28頭、地方馬2頭。中央馬が1、2着を独占している。

帝王賞で活躍が目立つのは、かしわ記念をステップレースに選んだ馬たちだ。かしわ記念の最先着馬の成績は【2・4・0・4】。18年ゴールドドリーム、13年ホッコータルマエが、かしわ記念、帝王賞を連勝しており、レース間隔、距離ともに前哨戦として理想的な、かしわ記念をステップにした馬に、大きなアドバンテージがある。

1番人気の可能性も十分なカジノフォンテン

そして、今年5月のかしわ記念勝者は地方馬カジノフォンテン(船橋)。JpnⅠの東京大賞典2着、川崎記念1着の実績は、中央馬にヒケをとらないどころか、今回は1番人気に推されてもおかしくない。

また、他に地方馬で注目したいのはミューチャリー(船橋)。JBCクラシック4着、東京大賞典5着、川崎記念4着とJpnⅠでの善戦が目立ち、ステップレースである前走・大井記念では、鬼の末脚で6馬身差の圧勝。常に中央のトップ級と戦ってきた経験は、必ずや活きてくる。再度、胸をすくような走りに期待だ。

大井競馬場では、帝王賞の前日29日に『第11回優駿スプリント』が行われる。南関東では古馬短距離路線が充実しているが、早い段階から短距離のスペシャリストを目指す若駒たちがしのぎを削る注目レース。昨年の勝ち馬カプリフレイバーは、15日に行われた『第1回スパーキングスプリント』の勝者に輝いたばかり。未来の短距離路線をけん引するようなニューヒーローの誕生を期待したい。

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