サッカー日本代表の投稿画像大炎上でアンバサダー・JO1とINIが受けた“とばっちり”

日本サッカー協会HPより

サッカー日本代表が、SNSで意外な炎上騒動を生み出している。炎上のきっかけとなったのは、日本サッカー協会(JFA)がXの公式アカウントで11月10日に投稿した画像だ。

JFAは、「SAMURAI BLUE(日本代表)」の「最高の景色を2026」オフィシャルアンバサダーに、ボーイズグループJO1とINIのスペシャルユニット「JI BLUE」が就任したと発表。ユニットメンバーで構成した画像を配信したのだが、「他国の国旗匂わせるの失礼すぎるだろ」「この韓国国旗デザインやめてくれ」など、大勢のサッカーファンからクレームが寄せられることになった。一体、何があったのだろうか?

「キャンペーン用に制作された画像の色使いやデザインが、韓国の国旗にそっくりだとファンから指摘を受けた。日本と韓国はスポーツにおいてライバル国で、サッカーでは特に因縁が深い。それだけに大炎上した。確かに、画像は色の配置やデザインが韓国の国旗に似ているように見える。偶然なのかわかりませんがJFAは対応を余儀なくされました」(スポーツ紙記者)

今回の炎上では、協会の元会長で現相談役の川淵三郎氏に訴えかけるユーザーが出現。川淵氏は協会に善処するよう連絡したことを明らかにするなど、大騒動へと発展していった。最終的にJFAは、デザインを一新したキービジュアルを公開している。

【関連】サッカーW杯チケットが5倍に高騰 スポーツ観戦は高値の花に

サッカーファンが抱いた悪印象

もっとも、大騒動を巻き起こした今回の炎上で、とばっちりを受けたのがJO1とINIだ。両グループの成り立ちについて、文句をつけるユーザーが出てしまったからだ。JO1とINIは、全員が日本人で構成されたグループだが、所属する「Lapone Entertainment」は吉本興業と韓国の企業・CJ ENMが共同出資して設立された合弁会社。そうした背景から、事務所やメンバーに対するクレームが相当数SNSに書き込まれてしまったからだ。

「JO1とINIは成長中のグループで、今回のオフィシャルアンバサダー就任は、まさにファンを増やす大きな仕事だった。なのに、自分たちがモデルを務めたキービジュアルが大炎上し、陰謀論のような形でバッシングまで受けてしまった。一部のサッカーファンは、メンバーに悪印象を覚えているようで、今後の活動に支障が出ないかが心配されるところです」(民放関係者)

JFAは、サッカーファンだけでなくJO1とINIのファンのためにも、細心の注意を払う必要があったようだ。