【2025年の大予言】“闇バイト”による強盗や特殊詐欺が急増!「トクリュウ型」の凶悪犯罪から身を守れ

画像はAIで生成したイメージ
2022年ごろから関東地方を中心に、新手の強盗事件が相次いで発生している。

24年は8月末から9月3日まで、貴金属販売店や質店などの被害が目立っていたが、その後、さいたま市の住宅が被害に遭った9月18日以降は、個人宅への強盗が続いた。

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そして、10月15日の横浜市青葉区の事件では、70代の住民が暴行され死亡している。

10月17日の千葉県市川市の事件では、50代の住民が連れ去られ、監禁された。

これら一連の事件では、500万円以上の高額被害がある一方で、多くは数万円から20万円程度の被害だった。

高額の現金があるかないかにかかわらず、強盗に押し入られていた。

住宅の被害はいずれも未明から明け方にかけて発生しており、侵入の手口は窓や扉のガラスを割るケースが多いことも分かっている。

24年は「トクリュウ」という言葉をニュースで聞くことが多くなった。

これは「匿名・流動型犯罪グループ」の略で、SNSや求人サイトで集めたバイトを実行役にして犯罪を繰り返す、新しいタイプの犯罪集団を指す。

実行犯はいわゆる「闇バイト」である。

トクリュウが社会的に大きな注目を浴びるようになったのは、22年から23年にかけて全国で相次いで発生した強盗事件がきっかけだ。

警察が逮捕した実行犯のスマートフォンを解析したところ、「ルフィ」「キム」などと名乗る人物がフィリピンから指示をしていることが判明。

彼らは闇バイトの実行役に対し、通信アプリを通じて、犯行の日時、場所、手口などを伝えていた。

一連の強盗事件は「ルフィ事件」とも呼ばれる。