「いま一番怖いのは首都直下地震」日本列島を襲う“四重苦” 地震、台風、猛暑、新型コロナに日頃の備えを

 
大都市圏では、14日までの1週間に1定点医療機関当たり東京7.56人、大阪9.65人となっているが、とりわけ九州が深刻で鹿児島31.75人、佐賀29.46人、宮崎29.34人となっている。

「感染法上5類のインフルエンザは、定点当たり10人超えが注意報の基準になるが、九州はその3倍。蔓延していると言っていいほどです。感染者の多くは20〜40代。おそらく夏休み明けには急拡大するはず」(前出・サイエンスライター)

前出の渡辺氏は、次のように注意喚起する。

「コロナはウイルスが変異し、これまで獲得した抗体が効かない可能性もあるので注意が必要です。ただ、感染対策としてすることは手洗い、うがい、マスクの着用。そして、繁華街には遊びに行かないなど、以前と変わらない」 

現在も残暑続きで、猛暑を通り越して酷暑とも言える状態だが、本州付近への太平洋高気圧の張り出しは9月前半も続く見込みだ。
 
「この暑さのもう一つの鍵となるのは、チベット高気圧です。太平洋高気圧とチベット高気圧は広がる高さが違うため、同時期に張り出した場合、上空で重なり合い『ダブル高気圧』となります。そして、非常に背の高い一つの高気圧のようになって、内陸では40度の酷暑となることもあります」(気象予報士)