「いま一番怖いのは首都直下地震」日本列島を襲う“四重苦” 地震、台風、猛暑、新型コロナに日頃の備えを

画像はAIで生成したイメージ
8月8日午後4時43分ごろ、宮崎県南部で最大震度6弱、マグニチュード(M)7.1の大地震が発生した。

震源地は日向灘の深さ3キロで南海トラフ地震の想定震源域内。それを受け気象庁は同日、有識者で構成する評価検討会を開催。発生確率が相対的に高まっているとして、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表した。

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「巨大地震警戒の場合、次に起きる地震はM8以上が想定されます。そして、それは南海トラフ地震が半分起こってしまっている状態を指し、『半割れ』とも呼ばれます。それに対し、巨大地震注意はM7以上8未満。新たな大規模地震発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まっていると考えられるというものです」(サイエンスライター)

会見の報道資料には内容の衝撃を和らげたいのか、「特定の期間中に大規模地震が必ず発生するということをお知らせするものではありません」とわざわざ書かれていた。

「実は想定震源域内外で、2年前から大きな地震が続いています。今年4月17日には豊後水道で震度6弱が発生。震源域内でしたが規模がM6.6と、臨時情報の基準M6.8に少し足りず発表には至らなかった。2022年1月には日向灘で震度5強、10月には福島県沖で震度5弱が起こっている」(同)

今回のケースは「一部割れ」という状況。しかし、これに続いて巨大地震が発生するケースは、実は極めて稀なのだという。