支持率64%なのに首長選7敗の謎 台湾発言・電撃解散・消費税公約空洞化…高市1強を脅かす「逆転劇」

高市早苗(C)週刊実話Web

高い内閣支持率をキープしたままの高市首相“1強”に不安分子の兆候が見え隠れし始めた。地方の首長選で敗戦が相次ぎ高市政権がまだ盤石でないことが浮き彫りになったのだ。独断、独裁的な政権運営をしていると足元をすくわれかねない事態に陥る――。

政権発足から半年を超えた高市早苗首相。その間、イラン戦争が勃発し原油高騰、連鎖しての物価高など国内外の問題は山積している。

2月の衆院選で歴史的大勝を収めた高市自民党は盤石になるとみられたが、地方に目を向けると、予想外の「自民支持候補が相次ぎ敗北」という事態に見舞われている。

支持率64%でも首長選7敗 高支持率と地方の反乱が同居する異常事態

「4月26日投開票の市長選挙は5戦5勝と盛り返したものの、4月19日投開票の18市長選挙では、自民党の推薦候補は7敗。うち敗れた6人が現職だった。3月8日の石川県知事選、4月12日の練馬区長選でも自民支援候補は敗れている。
特に、高市首相が応援演説に入った石川県知事選は現職の馳浩氏が落選した。高市内閣の支持率は依然、高いのに地方で負けが続く。首相周辺は動揺しています」(政治部デスク)

各メディアなどは、自民支援候補の敗因解明に躍起だが、先の政治部デスクが指摘するように首長選敗北でも高市内閣の支持率は依然高いのだ。4月の各社の世論調査をみてみよう。

朝日新聞の内閣支持率は64%で前月比3ポイント増。産経新聞70.2%(前月比3.1ポイント増)、NHK61%(前月比2ポイント増)、読売新聞66%(前月比5ポイント減)と、前月から支持率を落とした調査結果もあるが、高市内閣は高支持率を維持したまま。

石破茂前内閣の政権発足半年後の支持率が31%(読売新聞)だったのと比べても、高市内閣がいかに高支持率か歴然だ。それでも首長選で相次ぐ敗北…。なぜなのか。

「理由はいくつか考えられます。高市氏の支持率が高い最大要因は、日本初の女性首相誕生であることに加え、何かと批判のあった夜の会合を控えるなど、これまでの自民党の“料亭政治”から距離を置く姿勢に多くの有権者が期待を寄せているのでしょう。
一方、現在の高市1強に危うさを感じているのも確か。立て続けの首長選敗北は、高支持率と衆院での圧倒的勢力をバックに暴走する危険性に対する警告にも似た心境が込められた結果とみています」(選挙アナリスト)

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