【深淵ホラー劇場:映画界が封印した『G級の神々』】#3

『量子バイオレンス』イラスト/沙さ綺ゆがみ
 
『ゲテモノ』こそ至高――。そう路上で叫ぶホラー漫画家・沙さ綺ゆがみ氏が、今回も深淵に潜む『G級の神々』を釣り上げる。

なぜアルゼンチンは「ホラー大国」なのか? 南米屈指のジャンル映画シーンを徹底解説

【海外ホラー映画トレンド2025】今、世界が注目する悪魔的ホラー映画の新たな波がアルゼンチンから躍進中だ。未知なるホラー映画の世界へ、今こそブエノスアイレスへ目を向けるべきだ。

『テリファイド』、そして最近では『邪悪なるもの』で我々の死角を突いたアルゼンチン映画。それらは突然変異ではなく、良作を生み出す肥沃な土壌があって生まれるものだ。その土壌とは、ブエノスアイレス・ロホ・サングレといった国際ホラー映画祭や、多くのフィルムメーカー同士の緊密な協力体制に他ならない。

アルゼンチンは、質の高さで知られるメキシコと並び南米屈指のホラー映画制作国として知られ、日々良質なジャンル映画が誕生している。その中でもここ数年注目される『量子バイオレンス』のヴァレンティーノ・チェレンターノ監督を中心に、アルゼンチンのインディーズ・ホラーの熱い新風を紐解く。

『量子バイオレンス』のメイキング

【衝撃のバイオレンス】ヴァレンティーノ・チェレンターノ監督『量子バイオレンス』の正体

スプラッターホラーの衝撃!ヴァレンティーノ・チェレンターノ監督が放つ『量子バイオレンス』は、アルゼンチンインディーズの底力を示すカルト映画だ。監督の短編『量子バイオレンス』を見た多くの人が驚くかもしれない。しかし、その熱量と、ひたすら詰め込まれたアイデアのパワーに魅了されるはずだ。

監督自身はホラーではなくバイオレンス映画だと語るが、サメとゾンビと呪いの本と汚い液が登場するのは確かだ。この熱狂は実物を観るに越したことはない。本稿下部で鑑賞リンクを掲載しているので、ぜひ日本語字幕つき本編を鑑賞し、この熱狂を体感すべきだ。

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