【衝撃】『ピザ・パニック・パーティ』の裏側! ゲテモノSFX特盛つゆだくゴーガズマ社とは!?【深淵ホラー劇場:ハリウッドが封印した『G級の神々』】#1

『ピザ・パニック・パーティー』イラスト/沙さ綺ゆがみ
【深淵ホラー劇場:ハリウッドが封印した『G級の神々』】#1
華やかなハリウッドの裏には、B級、Z級と蔑まれながらも、狂気と情熱で魂を揺さぶる「G級の神々」が存在する。その深淵なる世界への扉が、今、開かれる。
案内人は、ホラー映画5000本以上を鑑賞し、「狂気のホラー漫画家」として知られる沙さ綺ゆがみ氏。鋭い視点とゲテモノへの偏愛が、封印されてきた「G級の神々」の真の姿を暴き出す。
単なる作品紹介ではない。製作者たちの血と汗、狂気に満ちた魂の叫びばかりを、独占インタビューで徹底解剖する。
さあ、覚悟はいいか? あなたの常識が崩れ去る、沙さ綺ゆがみが誘う深淵なるホラーの世界へ、ようこそ。 

それは動画サイトに突然現れた…特殊メイクの重鎮がタッグを組んだ「スプラッター」の狂宴!

ある日YouTubeに突如として現れた『ピザ・パニック・パーティー』なる一本のショートホラー。10分に満たない短編なのに、その特殊メイクのクオリティの高さと血しぶきの量に世界中が驚愕し、またたく間に再生回数40万回を超えてしまった。

こんな化け物映画を作ったゴーガズマ社とは一体何なのか? 早速ゴーガズマの首謀者ヘザー・メイジス(Heather Mages)とマーク・ヴィラロボス(Mark Villalobos)の2人にインタビューを敢行した!

マーク・ヴィラロボス、ヘザー・メイジス
エミー賞受賞歴もある特殊メイクアップ・アーティストのヘザーは『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』や『ヘルボーイ』(2019年版)といったハリウッドメジャーを中心に活躍。マークは『ターミネーター2』、『キャプテン・スーパーマーケット』といったクラシックから『ヒルズ・ラン・レッド -殺人の記憶-』といったカルト映画の特殊効果を手がけてきた。

まさに特殊効果・メイクの重鎮であるヘザーとマークは数十年のキャリアを振り返り、そろそろ自分たちのストーリーを作ってみたくなったのだという。大好きな残虐ボディホラー、スプラッターなどを融合させたキャラクターを解き放ち血で血を洗うゴーガズマが誕生した!

レジェンドたちの意志を貫け!「情熱なしにCGやAIは魂を宿せない」

「私たちのヒーローはリック・ベイカー、ロブ・ボッティン、トム・サヴィーニ、スティーブ・ジョンソン、フィル・ティペット…彼らはモンスターに魂を与えたんだ」

ゴーガズマのヘザーとマークは語った。現代の映画界を席巻するCGやAIに対し、彼らは警鐘を鳴らす。

「『ゴジラ-1.0』は奇跡なんだ。私たちはCGやAIにも興味はあるが全てが実用的に結びついてこそ意味を持つ。だから、『ジュラシック・ワールド』のような工場生産品には映画の魔法は宿らないんだ」

魔法や情熱が失われた映像が蔓延する時代に、ゴーガズマは我々に如何なる「恐怖の挑戦状」をこれから叩きつけるのか? 

『PPP』は狙い通り!? 世界中が興奮した「楽しいカオス」の全貌!

いまだに熱狂的な支持を集める短編映画『ピザ・パニック・パーティ』(以下、PPP)。「まさに私たちが求めていた楽しいカオスだった」と、ゴーガズマは満足げな様子。YouTubeやサンディエゴ・コミコンで瞬く間に話題をかっさらい、北米の有名雑貨店「スペンサーズ」とのライセンス契約まで勝ち取ったのだから目論見は大成功だ。

『ピザ・パニック・パーティー』のメイキング写真
そして今、長編映画化へ向けた極秘プロジェクトが進行中らしい! PPPからまだ目が離せない!