高市早苗が石破・進次郎一派を根絶やしに 解散総選挙で“二刀流”戦略を画策

高市早苗(C)週刊実話Web
10月4日、高市早苗自民党総裁が誕生した。自民党総裁として初の女性。併せて15日にも召集する臨時国会で、女性初となる第104代首相に指名される見通しだ。

「党総裁選直前までポスト石破は、小泉進次郎農水相で決まりとみられていた。理由は菅義偉元首相グループ、旧岸田派、石破茂首相グループが小泉氏推しであったから。
加えて、自民党唯一の派閥として存続する麻生派(43人)を率い、支持する候補者を明確にしなかった麻生太郎元首相も、小泉氏に半分近い票を流すとみられていた。
ところが、総裁選当日、麻生氏は『党員票の多い候補に投票する』と大号令を発し、高市氏が形勢逆転で総裁選レースを制した」(自民党関係者)

麻生氏が首相だった2009年、石破氏(当時・農水相)は麻生おろしに加わった。麻生氏にとっては16年経っても恨み骨髄で、石破路線を継承する小泉“総裁”を阻止したい側面もあったはず。

「麻生氏は投票直前までに自民党中枢筋から『地方票では高市氏圧倒』の情勢を入手していたようだ。麻生氏は自派閥が一丸で動けば高市氏の逆転勝利を確信した。
また勝ち馬に乗りたい風見鶏議員も高市氏になびき、小泉氏有利とみられていた2人による決選投票で圧勝したのです」(同)

総裁選期間中、小泉氏は陣営による称賛ステマ要請や地元・神奈川で高市派の自民党員離党報道などで躓いた。決選投票で小泉への地方票獲得はわずか11票、高市氏に3倍以上の大差をつけられた。

「本命の小泉氏の動向は大きなニュースとなり注目される。それを逆手に取り高市氏は“裏金”旧安倍派主体の徹底した地方攻略、麻生氏引き寄せ作戦などを展開し、それがズバリ功を奏した形だ」(政界関係者)

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