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菅首相を退陣に追い込む“三重苦”内閣支持率16.1%の衝撃!

菅首相を退陣に追い込む“三重苦”内閣支持率16.1%の衝撃! 
菅首相内閣支持率16.1%の衝撃!(画像)Africa Studio / shutterstock

新型コロナ対策の迷走で国民に愛想を尽かされはじめた菅内閣に、自民党内からも「三重苦でいよいよ土俵際に追い込まれている」という声が漏れ出した。

三重苦とは、「都民世論調査で菅内閣支持率16.1%」「菅首相の地元である横浜市長選の混乱」「五輪ゴリ押し決行で始まる本当の地獄」のことだ。

まずは、1つ目の菅内閣に対する都民支持率の実態。

「厳しい数字だ。前回同様、都議選で自民党が大敗した悪夢の再来があるかもしれない」(自民党幹部)

そもそも、「菅内閣支持率16.1%」はどこから出てきた数字なのか。

実は、この驚愕の低支持率は東京新聞・東京MXテレビなどが、都議選を前に5月22日と23日に合同で行った「都民意識調査」の結果だ。都議選は6月25日告示・7月4日投開票で実施される。4年前の都議選では「小池旋風」で批判の的となった自民党は59あった議席を23と半減させる大惨敗を喫し、都議会第1党の座から転落した。 来る決戦に向け、自民党は何が何でも第1党への復活を目指し、59人の擁立を予定するなど必勝態勢で臨んでいる。

一方、前回の都議選で55議席と大躍進した小池新党『都民ファーストの会』は自民党の勢いに押され、「大幅な議席減」という情報が駆け巡っている。

その最中の都民意識調査。全国紙都庁担当記者が解説する。

「調査では東京五輪・パラリンピック開催の賛否、政府のコロナ対策の評価と併せて、菅内閣を支持するかどうか、都議選での投票先政党などを聞いている。その結果が『菅内閣の支持率16.1%』、政府のコロナ対策には約8割の都民が『評価しない』と厳しい現実を突き付けたのです」

横浜市長選で負ければ“菅おろし”一気に加速

東京MXテレビ関係者が続ける。

「アンケートは自動音声と固定電話方式でされたため、より厳しくなった。自動音声は無機質な問いに電話を切る人が多いし、固定電話は若年層で所有者が少なく、意見が反映されにくい。裏を返せば、調査に答えた人は自民党に有利な高齢者が多いことになる。その人たちの間で菅内閣に『NO』という人が急増しているということ。さらに、自民党関係者を震え上がらせたのが、都議選での投票先調査です。自民党19.3%、立憲民主党14.0%、共産党12.9%、都民ファ9.6%…。今年1月ごろは、都議選で自民党の圧勝が有力視されていた。目前に迫った5月の調査では圧勝とは言いにくい厳しい数字が出た」

さて、2つ目の横浜市長選についてだ。菅首相のお膝元・横浜市長選は8月8日告示、同22日投開票。

「不安は横浜市長選の敗北です。首相にとって都議選は都合のいい前例がある。仮に自民党が負けても、『2017年に大敗した安倍政権下では交代に至ってない』とタカを括っている。しかし、自分の選挙区と重なる横浜市長選で自民党候補が負ければ、選挙に弱いレッテルを貼られ、秋の総選挙で菅政権では勝てないとして『菅おろし』が一気に加速する。だから絶対勝たなくてはならないのです」(自民党関係者)

「現職の林文子市長は菅首相の子飼いで、菅首相も年初は4選支持の方向だった。しかし、5月に自民党が極秘調査したら林人気は大暴落していた。理由は多選批判と入退院を繰り返す体調不安、それに前回市長選で『カジノは白紙』と掲げておきながら、手のひら返しでカジノ誘致に転じたことへの市民の猛反発です。この調査で首相は急に『党内規で公認は連続3期まで』を盾に、林おろしを始めた」(地元関係者)  自民党候補として名前が挙がるのは、三原じゅん子厚労副大臣、タリーズコーヒージャパン創業者の松田公太氏らだ。 「野党は統一候補の人選に難航しているが、必ず有力候補が名乗りを上げてくるはず。自民候補が敗北すれば、一気に政局となるのは必至」(前出・自民党幹部)

感染大爆発が起きれば菅首相の政治生命は終わり

菅首相三重苦の最後。東京五輪を強行しての失敗だ。

「ここまでくると、菅首相は99%五輪を決行する。そして、ワクチン接種と五輪実施をひっさげ、秋の総選挙と自民党総裁選を勝ち抜くのが必勝プランだ。だが、懸念はある。海外の観戦客はシャットアウトしても、1万5000人の選手と9万人規模の大会関係者が来日すること。ここで感染大爆発が起きれば、『コロナ感染五輪』の汚名を世界史に刻まれ、菅首相の政治生命は〝一菅〟の終わり」(同・幹部)

五輪失敗の火種は、それだけではない。

「北朝鮮がコロナを盾に早々と不参加を表明したのに続き、韓国は東京五輪公式ホームページの『竹島』表示に、イチャモンをつけ削除を要求。拒否ならボイコットをチラつかせている。さらに、台湾も野球の予選辞退を決めた」(五輪関係スタッフ)

アスリート個人でボイコットする事態も想定される。前回のリオ五輪では、ジカ熱流行で男子ゴルフの世界ランク1位(当時)のジェイソン・デイらトップ選手が出場をキャンセルした。

「フェンシング男子ドイツ代表で2014年世界選手権の金メダリストであるマックス・ハルトゥングが棄権を示唆している。東京五輪開催決定と同時に、雪崩を打ってトップアスリートが『出場辞退』を表明するはず。東京五輪は本当の意味での〝参加することに意義がある〟になってしまうでしょう」(同・スタッフ)

まさに〝菅々諤々〟。

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