“心の問題”が社会問題化「メンタルやフィジカルをヘルスコンシャスな状態へ持っていく」重要性を『Deportare Club』竹下雄真代表が説く

竹下雄真氏
突き抜けた男たちの魂の叫びをお届けする、「死ぬ前までにやっておくべきこと」。今週は引き続き人類の進化を目指す会員制パーソナルトレーニングジム、『Deportare Club』代表、竹下雄真氏をインタビュー。近年高まる健康意識と「心の問題」にメスを入れた。

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さりとて、世間は病み続けているのである。

この10年の間に健康への意識は圧倒的に高くなった一方で、大きくなり続けているのが「心の問題」だ。

企業における精神障害での労災請求件数と休職の数は2倍以上に増えた。

ストレスはうつ病やアルコール依存症などさまざまなメンタルの不調を引き起こし、長期休業や退職、子供ですら不登校に追い込まれるなど、心の問題は現代に巣喰う重大な病巣となっている。

「これはもう社会問題にもなっていますからね。メンタルが不調なまま仕事をしたって、いい成績をあげられるわけがない。最近では各企業もストレスチェックを義務化するなど対策をしているようですが、メンタルを整えるために必要なのは、フィジカルです。逆にメンタルが整えばフィジカルも整う。心と身体は密接に繋がった一つの機関であると考えること。

ですが、これまでやってこれたことは健康診断や、ストレスチェックというディフェンシブな対策ぐらいのもの。もちろんそれも大切なことなんですけど、それ以上に重要なのは、働く人の生活習慣の中にメンタルやフィジカルをヘルスコンシャスな状態へ持っていくことです。

そのためには適度な運動とバランスのいい食事をちゃんとやる。それが有効だということは、文献だって腐るほどありますし、みんな分かってはいること。それを実行に移すためのムーブメントをどうやって作っていくかということが、すごく大事になってくるんだと思います」